これは何
- 私自身はデザイナーですが、周りのエンジニアでデザインに興味を持っている人が多いように感じています
- デザイナー観点で今まで勧めたうち、反応の良かった本をまとめた記事です
- また、下記のイベントへの参加記事でもあります
本の一覧
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著者 |
Robin Williams (著), 米谷 テツヤ (監修, 翻訳), 小原 司 (監修, 翻訳), 吉川 典秀 (翻訳) |
出版社 |
マイナビ出版 |
発行年 |
2016年 |
- ノンデザイナーズと銘打ってありますが、実務でも大事な話がたくさん載っています
- 逆に、この本の内容がしっかり理解できていればデザイナーとして仕事ができるかもしれません笑
- ただしWebデザインやUIデザインに特化した内容ではありません
- ジャンルを問わず役立つ内容ばかりですが、作例自体はDTPが大半です
- 迷ったらまずはこの本を読んでみるのをおすすめします
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著者 |
D. A. ノーマン (著), 岡本明 (翻訳), 安村通晃 (翻訳), 伊賀聡一郎 (翻訳), 野島久雄 (翻訳) |
出版社 |
新曜社 |
発行年 |
2015年 |
- 若干とっつきにくい内容かもしれませんが、あえてリストの初めの方で紹介します
- 認知科学の観点からデザインについて説明しているため、使いやすいもの・使いづらいものの理屈が分かります
- 意識したことはなかったけど、言われてみれば確かにそうだな……と思える内容が多いはず
- フィジカルプロダクトについての説明も多いものの、それらの話もソフトウェア開発に役立つと思います
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著者 |
Susan Weinschenk (著), 武舎 広幸 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳), 阿部 和也 (翻訳) |
出版社 |
オライリージャパン |
発行年 |
2021年 |
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著者 |
ソシオメディア株式会社 (著), 上野 学 (著, 監修), 藤井 幸多 (著) |
出版社 |
技術評論社 |
発行年 |
2020年 |
- UIを専門に扱った本です
- オブジェクト指向のUI(OOUI)とタスクベースのUIの違いに言及し、OOUIがいかに使いやすいものかが詳しく書かれています
- OOUIの良さが分かるのもそうですが、普通に開発しているとなぜタスクベースのUIが生まれてしまうかも理解しやすく、良くないコミュニケーションを避けるのにも役立ちます
- OOUIは銀の弾丸であると言い切っている、非常にパワフルな本です
- 銀の弾丸という言葉が「あくまで今日紹介した●●は銀の弾丸ではありません」みたいな使われ方が一般的な中で、ガッツのある言い切りに好感が持てます
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著者 |
Alla Kholmatova (著), 佐藤伸哉 (翻訳), 株式会社Bスプラウト (翻訳) |
出版社 |
ボーンデジタル |
発行年 |
2018年 |
- 最近巷でよく聞く「デザインシステム」について詳しく説明してある本です
- 計画の仕方から運用まで、一連の流れについて知ることができます
- デザインシステムに画一的な正解はない、と知れるのも大きな価値かもしれません
- 今いる組織にあわせてどう構築していくと良いのか……といった内容も多く書かれています
- ただし、ややグラフィックよりの話が多く、いかにコードに落として管理していくかの話は少なめです
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著者 |
谷 拓樹 |
出版社 |
インプレス |
発行年 |
2014年 |
- CSS設計の本はいくつか所有していますが、自分はこの本を1番推しています
- 若干発行から年月は経っていますがそれを差し引いても1番勧めたい本です
- 私の観測範囲のエンジニアはCSSが苦手/あまり好まない人が多いのですが、その理由の1つに「どうとでも書けてしまうくせにすぐに壊れる」があるような気がします
- この本の内容が理解できると、上記の問題もかなり解消できるでしょう
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著者 |
リチャード・ラター (著), 鈴木丈 (監修), Bスプラウト (翻訳) |
出版社 |
ボーンデジタル |
発行年 |
2020年 |
- かなり個人的な意見ですが、WebのタイポグラフィはDTPのタイポグラフィと比べると明らかに美しくない場合が多いです
- Webの特性上しょうがない部分はありつつ、さすがにもうちょっとどうにかなるだろうという場面に頻繁に遭遇します
- この本では、現状のWebの技術の範囲で何をどのようにすれば美しい組版ができるか、かなり詳しく書かれています
- Webだけを取り扱うのではなく、組版の歴史を下敷きにしながら話が進められているため、タイポグラフィ全般の知識がつくはずです
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著者 |
安藤 昌也 |
出版社 |
丸善出版 |
発行年 |
2016年 |
- UXを大事にしよう!といった声はあちこちから聞くものの、何から学べば良いのやら……と困っている人にお勧めしたい本です
- 歴史や定義の話から、具体的なアウトプットを生み出すプロセスまで、広く説明されています
- ユーザビリティとUXの違いのような、よくある疑問への回答があります
- ただし「具体的にこうすればOK!」といったテクニックが載っているわけではありません
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著者 |
太田良典 (著), 伊原力也 (著) |
出版社 |
ボーンデジタル |
発行年 |
2015年 |
- Webという媒体である以上アクセシビリティは非常に重要なのですが、そう多くの場面では語られていません
- この本では、どのように設計して組み立てれば万人がアクセスできる状態になるか、詳しく書かれています
- よく「アクセシビリティを重視すると見た目がイマイチになる」と誤解されているケースもありますが、決してトレードオフの関係ではないこともこの本から理解できるはず
- シリーズにコーディングWebアクセシビリティ: WAI-ARIAで実現するマルチデバイス環境のWebアプリケーションもあります
- イメージ的には、デザイニングWebアクセシビリティに書かれている内容をちゃんと守れたUIモックアップを、いざ実装するときにはどのようにコードを書けば良いか?の示してくれます
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著者 |
キネレット・イフラ (著), 郷司 陽子 (翻訳), 仲野 佑希 (監修) |
出版社 |
翔泳社 |
発行年 |
2021年 |
- ライティングもデザイン(設計)で考えるべき項目のうちの1つです
- 淡泊すぎる文章、機械的なメッセージだとユーザーの印象があまり良くなりません
- 同じ機能を開発するにしても、伝わりやすく、親しみのある文章の方がより使ってみようと思えます
- そういう文章を書こうと思ったときにお勧めの本です
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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