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見た目重視でoutline:none;やoutline:0;を指定する必要は本当に無くなった

Last updated at Posted at 2022-12-03

この記事の概要

以前見た目重視でoutlineを消したいにしても、せめてこうしませんか?という記事を書きました。
当時はwhat-inputというライブラリを提案をしていたのですが、最近のブラウザアップデートでいよいよ不要になった感があり、記事にしました。

これまで起きていたこと

非常にざっくりとまとめると以下のようなことが起きていました。

  • buttonやinputなどの要素はフォーカスが当たるとフォーカスリングという輪が表示される
  • 上記の要素をクリックした際もフォーカスリングが表示されるため、見た目を好ましく思わずに:focus { outline:none; }のようなコードを書く
  • 結果、クリックした際だけでなく、キーボード操作でフォーカスを当てた際もフォーカスリングが表示されなくなってしまう

クリック時、このように枠線がつきます。
色や太さは変えられるものの「そもそも枠がつくこと自体が嫌」と消されていた印象があります。

リンク ボタン

:focus-visibleの挙動がデフォルトになった

:focus-visibleはタブ移動のときだけoutlineを表示させる擬似クラスです。

これまで使われていた:focusはタブでもマウスでもoutlineを表示させていたのでoutline:none;が指定されてしまいがちでした。

今ではユーザーエージェントスタイルシートでは:focusではなく:focus-visibleが使われています。
これにより、特に何も指定せずとも「マウスではフォーカスリングが表示されず、キーボードでは表示される」状態になっています。

リリース情報

Chrome

Firefox

Safari

最後に

前の記事を書いたのが2021年4月18日で、Chromeで:focus-visibleがデフォルトになったのが2021年4月14日のようでした。
タイミングが悪過ぎます。

Safariが対応したのが2022年3月14日でバージョンが15.4なので、まだ:focus-visibleが完全にデフォルトとも言い切れないのですが、割と時間の問題かと思っています。

いずれにせよ、ブラウザのデフォルトの挙動に任せればアクセシビリティも高く、見た目も良いのは嬉しいです。


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