~初めに、はじめまして~
初めてこの手のサイトの記事を書きます....
初めてということもあり文章力や見やすさに欠ける部分もあるかと思いますが見ていただけると嬉しいです!
新卒で入った会社からフリーランスになった自分の体験談を記事にしてみました。
技術的な事はあまり触れない内容というのと、動機や原動力全てにおいてお金の話がほぼなので、出てくる内容が少しセンシティブかもしれません(笑)
こちらの記事は決してフリーランスへの転身を助長するものではありません。
(※本人の主観や偏見が多く含まれるかもなのでご了承くださいm(__)m)
学生時代の就職活動からの話
当時の自分は学生(19歳)で、まず社会のことなんてさっぱりだったので、思考停止したように人生最後の学生生活を楽しんでました。
そんな中求人を見て適当に応募したのがWeb系の案件を主に取り扱うSESを中心としたサービスを行っている、""とってもアットホーム""な企業さんでした。
この時の自分は、まずSESなんて単語の意味を知ることもなく内定通知とともにただただ気持ちだけは有頂天。
そう、このあとの自分があんなに苦しい思いをするなんて知りもせずに...。(笑)
TIPS: SESとは、とても簡単に言うとエンジニアの人材派遣になります。
※厳密には違いますが
新卒でSESの会社に入ってから
当時の手取りは大体11~15あたり。
家賃は4万7千円で築30年超えのワンルームに済んでいました。
生活費もろもろ、奨学金や家賃の初期費用をカードローンで返済すると
銀行口座には1万円も残らない...そんな日々で
辛い月は、賃貸の管理会社に今月の支払いを待って下さいと頼み込むほどでした。
兎にも角にもお金が足りない。ローンや家賃の支払いは毎月来る。ウシジマくんの登場人物のようになった僕は
会社の上司や先輩に相談しますが、当然どうにか出来る問題でもないので感情を殺してただ働きました。
そのときは会社を辞め実家に帰って、飲食店等でバイトをしていたほうがまだ貯金が貯まるなと本気でそう思っていました。
友達との忘年会でも、僕の給料やボーナスはただ笑いのネタでした。
5分に一度は、こんな現実から逃げ出したい。でもそんなのは無理だし学生時代に勉強をサボってきたのは自分だとばかり思い込み、自分を正当化するようになったりもしました。
フリーランスになることを決意した"若者"
そんなSESを2年ほど続けていた自分は、いつの間にか独り立ちで現場に出るようにまでは
仕事が出来るようになっていました。
その当時偶然「フリーランス」という単語がCMや、職場の間で耳に入るようになり、フリーランスの女医のドラマも流行っていた頃でした。
「○○君も、そのうちフリーランスになったりするのかな..?(笑)」
と冗談交じりに現場のフリーランスの方に言われ、さっぱりフリーランスがなんの事なのか理解出来ていないながらも、今でも覚えているくらいその時はマジに聞き返しました。
「フリーランス、って何ですか?」
聞き返すと、初めて社会について真面目に考えてみるきっかけを頂きました。
そこで自分がフリーランスになることを決意したのは以下の内容を踏まえてでした。
フリーランスにおいて具体的なメリット
・業務でのエンジニアの経験年数が2年程度であっても月給が最低でも40万程度になること。
・フリーランスになっても、今の働き方と対して変わらないこと。
・確定申告(青色)は意外と簡単だよということ。
・最近はエージェント会社が充実しているので、案件探しは比較的楽。
・月の金額交渉が自分で出来る。
・万が一、現場が辛くなれば辞退することも可能。(残業しろ等の発言は嫌なら応じなくてOK)
・自分に合ったスキルや環境で、案件を探すことが可能(言語の選択、通勤先や、リモートOK、週3案件など)
・確定申告などをするので経理などのスキルが強制的に身につく。
・国民年金は固定額で、厚生年金を払うよりも格安だった気がする(だから貰える年金も減るんだけどね)
フリーランスにおいて注意すべき点・デメリット
・屋号を作成して、確定申告をする必要があること。
・会社員で言う保証は受けられないこと。(主に傷病手当が受けられないのが痛いかなと個人的には思います)
・会社員と比べて老後の年金支給が減っちゃう(僕たち若者は年金貰えないので、気にしてません、草も生えない。)
・国民健康保険は稼ぐ額に応じて変動するし、本当に高い
・自分で自分を営業しないと案件が取れなく仕事にありつけないこと(SESの面談とあまり大差ない)
・その現場からいつでも契約終了を言い渡されることがある。(SESも同じ)
・正社員と比べると健康保険、所得税等で支払う額が大きい。
・正社員で言うボーナス支給などは無い。
上記において自分がフリーランスを決意した一番の理由は当然金額面でのメリット非常に大きかったからです。
ぶっちゃけ金額が多すぎて最初は胡散臭いとも思っていたのですが
エンジニアの市場価値を調べている内に自分の想像よりもだいぶ高いんだなと気づきました。
なぜ、SESの正社員とフリーランスでこんなに額が違うのか
まず、世の中のSESにあふれる案件はどのように発生して、誰が作業をして、どのように報酬が流れるのか簡単に図にしてみました。
おそらくこんな感じ。
中小企業SESでの勤務の例
「エンド会社(これから勤務する先)」に面談に行く際に、自分自身が引き渡しされるのですが
そこで何人かに引き渡される場合は、「エンド会社」との間に「○次請け」の会社が居ると言って間違いありません。
このように案件が引き渡しされるごとに中間マージンを経て
自分の会社に案件が来て手元に残るのは雀の涙ほど。はっきり言ってコレを頭の中で組み立てた時に
実際に作業している自分よりも中間マージンのほうが高いのはおかしいなと思いました。
ただ、このような流れを取っている企業は一般的で、そしてこれはIT系に限った話ではない。
これはあくまで古くからの文化なんだなとも思いました。
そしてエージェントを仕様したフリーランスの場合は以下です。
一般的なエージェント会社を利用したフリーランスの例
このような感じで図を見ていただくと
「自分の会社」「二次請け」そして「三次請け」 がいなくなり図がスッキリしていると思います。
大手のエージェントとなれば知名度も高く基本的には「エンド直通」なので、中間マージンを払うのはエージェント会社だけです。
そしてエージェント会社の人にはお仕事を探していただき、紹介していただくのでお金を払うのは納得が行くのかなって思いました。
額が違う理由はつまり
・中小SES企業であまり有名でなくで実績のない企業の場合は3次請けなどの案件を持っているケースが多い
・少ないマージンでも社員を大量に雇えば社員の管理コストのみで利益が出る実態がある(薄利多売)
・そもそもほとんどの日本の企業がこのような"天下り"の形態である。
このような理由で社員に還元出来ていないという実態があるのではないかなと自分は思いました。
フリーランスになってみてから
会社を辞めて、3年ほどフリーランスとして働いてみて。
なんだかんだ、初めてフリーランスになった時はSESとしての業界経験が2年半ほどで
大体の単価が40万チョイでしたが、そこからいろんな交渉をしたり経験を積んだりとして
大体6年目の今は、そこからだいぶ安定しております。
目安としては大体業界経験5年目のエンジニアの月収が60万程度と言われています。
やはりフリーランスである以上、一度案件が途切れると
「いつ次の仕事に就けるだろうか」という不安要素は拭いきれませんが、
やはりその分価値はあるなと思います。
その後一度正社員に戻ったりもしましたが、やはりフリーランスが良いなと思いまたフリーランスに戻ったりで(笑)
結局自分的には居心地が良い働き方かなと思いました!
新人さんのプログラマーとかでお給料に不安があったりすることはぜひチャレンジをしてみることをおすすめします。
勇気を出してみてください。
最後にはなりますが、結局のところモチベーションはお金です。(笑)
気分が乗ったら次は、フリーランスエージェントの選び方の記事を書こうと思います。