概要
以前から、AWSってどれくらい料金が掛かるの?
とのざっくり問い合わせを受けることが多く、
- AWS公式の料金表を見てください。
- AWSが提供している Simple Monthly Calculator を利用して見積もりをしてください。
と伝えていましたが、Simple Monthly Calculatorが停止予定となり、AWS Pricing Calculator に変わるのは知ってはいたのですが、見積もりを作成する機会がなかったため、実際にちゃんと触れたことがなかったため、少しだけやってみたいと思います。
見積もりたい構成
やってみた
見積もりの作成
まずは、https://calculator.aws/#/ にアクセスします。
デフォルトは、「English」なので「日本語」に変更し、「見積もりの作成」をクリックします。
サービスを選択するのですが、今回は、EC2、ELB、RDSを順に設定してみます。
EC2
検索入力のところに「EC2」を入力し、「Amazon EC2」の「設定」をクリックします。
「説明」を入力し、「リージョン」を「東京リージョン」に変更します。
「クイック見積もり」、「高度な見積もり」があるのですが、今回は、「クイック見積もり」を選択します。
ちなみに「高度な見積り」を場合は、「ワークロード」を変更することで、「Reservation options」の推奨オプションが変わります。
また、Simple Monthly Calculatorにもあった、データ転送についても入力可能となります。(最後に画像が貼ってありますので、興味がある方は見てください。)
EC2のインスタンスの仕様を入力します。
「OS」、「インスタンスタイプ」、「数量」を入力します。
「各インスタンスの最小要件を入力してください。」を選択した場合は、「vCPU」、「メモリ」、「GPU」、「EUC」を入力することで、一番コストパフォーマンスが良いインスタンスタイプが表示されますので、インスタンスタイプを何にしようか迷うような場合は、こちらを入力してみてください。
価格戦略を入力します。
「価格モデル」を選択し、RIやSPを選択した場合は、「予約期間」、「支払いオプション」を選択します。
今回は「オンデマンド」を選択しました。
EBSの設定を入力します。
今回は、デフォルト値の「100GB」のままにしました。
EC2の見積もりが作成されるので、「見積りの追加」をクリックします。
My Estimateの画面が表示されるため、「サービスの追加」をクリックします。
ELB
検索入力のところに「ELB」を入力し、「Elastic Load Balancing」の「設定」をクリックします。
「説明」を入力し、「リージョン」は「東京リージョン」となっているため変更しません。
Elastic Load Balancing は、Application Load Blancerをオンになっていることを確認
Application Load Balancerのところは、AWSリージョンのロードバランサーになっていることを確認
サービス設定は「1」を入力する
ロードバランサーキャパシティーユニット(LCU)の設定を行う。
現時点で決まっていないため、適当な値を入力。
ALBの見積もりが作成されるので、「見積りの追加」をクリックします。
My Estimateの画面が表示されるため、「サービスの追加」をクリックします。
RDS
検索入力のところに「RDS」を入力し、「Amazon RDS for SQL serverの「設定」をクリックします。
「説明」を入力し、「リージョン」は「東京リージョン」となっているため変更しません。
RDSの「ノード数」、「インスタンスタイプ」、「デプロイオプション」、
「価格モデル」、「ライセンス」、「データベース版」を入力します。
ストレージの設定を入力します。
今回は、デフォルト値の「100GB」のままにしました。
RDSの見積もりが作成されるので、「見積りの追加」をクリックします。
My Estimateの画面が表示されるため、「保存および共有」をクリックします。
見積り情報がパブリックサーバに保存されるとの注意事項が書かれているため、
問題がなければ「同意して続行する」をクリックします。
※ 保存と共有をしない場合は、以降の手順は不要です。
見積り結果が保存されて、パブリックリンクが作成されるため、リンクをコピーする
別のブラウザなどでコピーしたリンクを開くと、さきほど保存した見積りが表示されます。
所感
勝手にSimple Monthly Calculatorよりも使いにくそうなイメージがあって使っていなかったですが、
基本的には古いGUIで入れていた部分をシンプル見積りでは簡素化しているので、
初めての場合は、Pricing Calculatorのほうが入りやすそうなイメージを受けました。
誰かのご参考になれば幸いです。
おまけ
「高度な見積り」
一定の使用量を選択した場合
毎日のスパイクトラフィック(月、水、金)を選択した場合