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Scalrの紹介

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Scalrの紹介

  • Scalrとは
    • 複数のクラウドサービスをポータルから一元管理出来るクラウドマネジメントプラットフォームです。
  • Scalrの提供形式
    • SaaS型
    • オンプレミス型 (エンタプライズ版)
    • オンプレミス型 (オープンソース版)
  • Scalrが管理できるクラウド
    • パブリック: Amazon EC2, Google Compute Engine, Azureなど
    • プライベート: OpenStack, VMWareなど
  • Scalrのメイン機能
    • マルチクラウドサービス対応
    • オートスケール機能
    • 課金・コスト管理
    • Chef/Puppet/Ansibleとの連携
    • Build-in Automation

Scalrの構築

  • オープンソース版のインストール方法(All-in-One)

Scalrを使ってみる

  • Scalrを実際触る前に、よく使われる基本機能を紹介します。
    • Image:Cloud環境にあるイメージを使うために、予めImageとしてScalrに登録されることです。
    • Role:イメージの指定と、その上に載せるアプリ(例えばApache)などの情報を設定出来るテンプレートです。
    • Farm:いくつかのロールを組み合わせたインフラトポロジーです。実際のCloud Instanceをデプロイするものです
  • クラウドの登録
    • OpenStack
      • [CLOUD CREDENTIALS] ⇒ [ADD CREDENTIALS] ⇒ [Openstack]の順で選択し、必要な認証情報を入力して保存します。 openstack.PNG
    • VMWare
      • [CLOUD CREDENTIALS] ⇒ [ADD CREDENTIALS] ⇒ [VMware vSphere]の順で選択し、必要な認証情報を入力して保存します。 vmware.PNG
  • VMをDeployしてみる
    • ユーザ作成
      • [USERS] ⇒ [NEW USER] の順で選択し、必要な情報を入力して作成します。 user.PNG
    • 環境作成
      • [ENVIRONMENTS] ⇒ [NEW ENVIRONMENT] の順で選択し、必要な情報を入力して保存します。 environment.PNG
    • イメージ追加
      • 事前に作った環境を選択して、[IMAGES] ⇒ [NEW IMAGE] ⇒ [Register Existing Image]の順で選択します。 image-1.PNG
      • CLOUD側に予め用意されたImage IDを入力します。 image-2.PNG
      • 追加に、Imageに必要な情報を入力して登録します。 image-3.PNG
    • ロール追加
      • [ROLES] ⇒ [NEW ROLE] ⇒ [NEW ROLE]の順で選択します。 role-1.PNG
      • [ROLE OVERVIEW]タグをクリックして、ロール名、OSの種類などの基本情報を入力します。 role-2.PNG
      • [IMAGES]タグをクリックして、[ADD IMAGE]でクリックします。 role-3.PNG
      • すでに登録されてるイメージを選択し、追加します。 role-4.PNG role5.PNG
      • 設定終わったら、Saveをクリックして、ROLEの作成が完了しました。 role-6.PNG
    • ファーム追加およびデプロイー
      • [FARMS] ⇒ [NEW FARM] の順で選択します。 farm-1.PNG
      • [GENERAL]タグをクリックして、ファーム名、コストセンターなどの基本情報を入力します。 farm-2.PNG
      • [ADD FARM ROLE]をクリックして、すでに作られているロールを選択し、[ADD TO FARM]で追加します。 farm-4.PNG
      • 追加されたロールを選択して、ロールに関する詳細設定を行います。 farm-5.PNG
      • 設定が終わったら、[SAVE&LAUNCH]をクリックすることで、FARMが作成され、そしてデプロイが自動的に開始されます。 farm-6.PNG
  • その他機能
    • オートスケールの設定
      • ファームに追加したロールに対して、オートスケールの設定を行えます。
        • 例えば、[MAX INSTANCES]の設定、[SCALING METRIC]の指定など auto-scaling-1.PNG
      • 利用するScaling Metricに対して、詳細の設定も行えます。
        • 例えば、[FreeRam]Scaling Metricに対して、Scale up/downをトリガーするときのメモリ値。 auto-scaling-2.PNG
    • コストセンターの設定
      • Global Admin権限を持ってるユーザでログインして、[Cost Analytics]を選択します。 cost-center-3.PNG
      • [COST CENTERS]タグをクリックして、新しいコストセンターを作成できます。 cost-center.PNG
      • [BUDGETS]タグをクリックして、各コストセンターへバジェットの設定ができます。 cost-center-2.PNG
    • ファームデプロイのScheduling
      • [Tasks Scheduler]を選択します。 scheduling-1.PNG
      • [NEW TASK]をクリックします。 scheduling-2.PNG
      • タスク名、スタート時間、ターゲットとなるファームなどの情報を入力します。 scheduling-3.PNG
      • 最後に、[CREATE]をクリックします。 scheduling-4.PNG

Scalrの活用シーン

  • シーン1:
    • 背景:複数の仮想環境(VMware, OpenStack, AWSなど)を使っていて、それぞれにVMのDeploy/Deleteを行う必要な場合があります。
    • Scalrの活用ポイント:環境ごとに対応するイメージを予めロールとして用意していて、複数のロールを一つのファームにまとめて、各環境へVMの展開を、そのファームをDeployするだけで済ませる。
  • シーン2:
    • 背景:Web3層システム(WEB,AP,DB)を構築するために、それぞれのサーバを構築し、一台ずつConfigをする必要があります。
    • Scalrの活用ポイント:WEB,AP,DBそれぞれのロールを予め用意して、一つのファームにまとめて設定すれば、このファームをDeployするだけで、サーバの起動・構築からそれぞれのConfigまでWeb3層システムを自動的に構築できます。

最後に

いかがでしたでしょうか。Scalrを使うことで、本来手間がかかるマルチ仮想環境のDeploy&Operationが簡単に実現できます。
今後でも、Scalrの豊富な機能について、それぞれを続けて紹介していきたいと思います。

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