この記事では、CentOS 7をL2TP VPNに簡単につなぐ方法を紹介しています。
はじめに
テレワーク/在宅勤務で、職場のVPNに繋いで仕事をするケースが増えてきました。CentOS 7でのlibreswanやxl2tpdの設定は結構大変です。
しかし、NetworkManagerにL2TPプラグインをいれれば、GUIメニューから、L2TPクライアントを簡単に設定・接続することができます。
(CentOS 7.8で試しました)
NetworkManagerプラグインのインストール
まず、NetworkManagerにL2TPプラグインを、yumでインストールします。
その後、NetworkManagerを再起動します。
$ sudo yum -y install NetworkManager-l2tp NetworkManager-l2tp-gnome
$ sudo systemctl restart NetworkManager
L2TPクライアント接続設定
ここからは、GUIによる操作です。
設定メニューから、接続先のL2TP VPNの設定をしていきます。
[アプリケーション] → [システムツール] → [設定] を選ぶと、設定のウインドウが表示されます。
表示されたウインドウの左のメニューから [ネットワーク] を選びます。
VPNの右側にある「+」マークをクリックすると、「VPNの追加」のダイアログボックスが表示されます。“Layer 2 Tunneling Progocol (L2TP)”が追加されているのがわかります。
「Layer 2 Tunneling Protocol (L2TP)」をクリックすると、「VPNの追加」ダイアログボックスが表示されます。
各項目を記入します。その後、「IPsec Settings...」をクリックすると、「IPsec Options」のダイアログボックスが表示されます。
「Enable IPsec tunnel to L2TP host」にチェックを入れ、「Pre-shared key」に事前共有鍵を記入し、「OK」を押します。
接続先の設定はこれで終了です。
VPNに接続する
入力したVPNが追加されています。その項目の右にあるスイッチを「オン」にするとVPNに接続されます。
もっと手軽な操作
また、画面右上のバーにあるプルダウンメニューからも手軽にVPN接続メニューにアクセスできます。いちいちメニューを開かなくてすむので少ない操作で接続できます。
もしこれでうまく接続できない場合は、システムを再起動してみてください。