MATLABという、C言語に似た文法の行列計算が得意なIDEっぽいものがあります。
工学系だとけっこう大学でも使っているところ、多いのではないでしょうか。
ただしこのMATLAB、性能はいいのですがIDEあるいはエディタとしては微妙なところがあります。
そこで、最近はAtomを使っているのですが、デバッグでAtomとMATLABを行ったり来たりするのは非効率なので、linterを使ってある程度Atom内で済ませてしまいたいわけです。
そのためのAtom pluginの紹介と設定に関する記事です。
実行環境(動作確認しているバージョン)
MacOSX 10.10.5 Yosemite
MATLAB 2016a
Atom 1.7.2
下準備
まず、MATLABは標準のエンコードがSJISなので、Atomで編集するにはUTF8にしないといけません。
MATLABのUTF8化は、こちらの記事を参考にしました。
ちなみに、Windowsではこの方法じゃダメっぽいです(コメント欄参照)
この下準備が済んだら次行きましょう。
Atomの設定
Pluginのインストール
今回使うのは、linter-matlab
というプラグインです。
これを動かすためにはlinter
というプラグインも必要だとのことなので、この二つを入れましょう。
まぁ、AtomからPackageのインストール画面開いて入れたほうが早いでしょうね笑
Pluginの設定
MATLABには本体に付属しているlinter、mlint
というやつがあって、それをAtom内で使えるようにするのがこのlinter-matlab
というプラグインです。なので、プラグインにmlint
へのパスを教えてあげないと使えるようになりません。
AtomのPreferences > Packages
からlinter-matlab
の詳細画面を開くと、Settings
のなかに「Path to directory containing mlint」という入力欄が見つかります。
ここに、mlintのパスを入力すればOKです。簡単ですね。
肝心のmlint
のパスですが、Macの方であれば
/Applications/MATLAB_R2016a.app/bin/maci64/
にあると思います。上記ディレクトリを開いてls
とかやってmlint
というディレクトリがあれば上のパスで大丈夫だと思います。
こうすると、これまでMATLABの画面の右端、スクロールバー周辺に出てきていた警告メッセージがAtom内でも見られるようになります。
やったね!!!