LoginSignup
9
12

More than 5 years have passed since last update.

MATLAB標準のlinter(mlint)をatomで使う

Posted at

MATLABという、C言語に似た文法の行列計算が得意なIDEっぽいものがあります。
工学系だとけっこう大学でも使っているところ、多いのではないでしょうか。
ただしこのMATLAB、性能はいいのですがIDEあるいはエディタとしては微妙なところがあります。

そこで、最近はAtomを使っているのですが、デバッグでAtomとMATLABを行ったり来たりするのは非効率なので、linterを使ってある程度Atom内で済ませてしまいたいわけです。
そのためのAtom pluginの紹介と設定に関する記事です。

実行環境(動作確認しているバージョン)

MacOSX 10.10.5 Yosemite
MATLAB 2016a
Atom 1.7.2

下準備

まず、MATLABは標準のエンコードがSJISなので、Atomで編集するにはUTF8にしないといけません。
MATLABのUTF8化は、こちらの記事を参考にしました。

ちなみに、Windowsではこの方法じゃダメっぽいです(コメント欄参照)

この下準備が済んだら次行きましょう。

Atomの設定

Pluginのインストール

今回使うのは、linter-matlabというプラグインです。
これを動かすためにはlinterというプラグインも必要だとのことなので、この二つを入れましょう。

まぁ、AtomからPackageのインストール画面開いて入れたほうが早いでしょうね笑

Pluginの設定

MATLABには本体に付属しているlinter、mlintというやつがあって、それをAtom内で使えるようにするのがこのlinter-matlabというプラグインです。なので、プラグインにmlintへのパスを教えてあげないと使えるようになりません。

AtomのPreferences > Packagesからlinter-matlabの詳細画面を開くと、Settingsのなかに「Path to directory containing mlint」という入力欄が見つかります。
ここに、mlintのパスを入力すればOKです。簡単ですね。

肝心のmlintのパスですが、Macの方であれば

  • /Applications/MATLAB_R2016a.app/bin/maci64/

にあると思います。上記ディレクトリを開いてlsとかやってmlintというディレクトリがあれば上のパスで大丈夫だと思います。

こうすると、これまでMATLABの画面の右端、スクロールバー周辺に出てきていた警告メッセージがAtom内でも見られるようになります。

やったね!!!

9
12
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
9
12