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SRAAdvent Calendar 2019

Day 19

Zabbix 4.4 と Redmine の連携

Last updated at Posted at 2019-12-18

この記事はSRA Advent Calendar 2019の19日目の記事です。

良いネタがあったので投稿することにしました。
2019年10月7日に Zabbix 4.4 がリリースされました。
https://www.zabbix.com/whats_new_4_4

4.4 では Zabbix Agent 2 の登場や TimescaleDB の正式サポートなど
様々な機能追加がありました。
4.4 に関する新規機能等のリリース情報は検索していただけたら、
沢山出てくると思うのでぜひ検索してみてください。

今回は 4.4 から新しくメディアタイプに追加された、
「webhook」を使った Redmine との連携について紹介していきたいと思います。

webhook

まず最初に webhook とは何かを簡単に説明すると、
何かのイベント発生時に指定した URL に Post リクエストを送信する仕組みのことです。
(本当に簡潔すぎてごめんなさい)

今まで Zabbix で障害検知後に Slack や Redmine に通知を送るには少し手間が必要でしたが、
今回メディアタイプに webhook が追加されたことによって、それらへの通知がより簡単になりました。

設定手順

OS : CentOS 7.7
Zabbix 4.4.1 (Server, Agent 共に)

Redmine API を有効可
[管理] → [設定] → [API] の 「RESTによるWebサービスを有効にする」
にチェックを入れる。
image.png

次にZabbix 側の設定をします。
チケット登録用のメディアを作ります。
createticket.png

tracker id を 確認する際は
xxx.xxx.xxx.xxx/redmine/trackers.xml
で確認することができます。
API アクセスキーは個人設定の右側で確認することができます。
redmineapi.png

ちなみに Include event menu entry にチェックを入れておくと
障害のイベントメニューから指定した URL にリンクできるようになります。

スクリプトの中身はこちら
image.png

チケットを登録したら Zabbix 側には endpoint タグ と ticket_id タグが付きます。
endpoint タグは Redmine が、ticket_id タグには Redmine 側で自動採番された id が設定されます。

次にクローズ用のメディアを作ります。
resolveticket.png

スクリプトの中身はこちら
image.png

最後にアクションの実行内容にメディアに先ほど作成した「Redmine create ticket」を、
復旧時の実行内容に「Redmine resolve ticket」を指定します。

実際に動かしてみる

障害を発生させます。
image.png
そうすると Redmine 側にチケットを登録
image.png
障害を手動クローズします。
image.png
チケットに復旧時の内容が記載され、チケットがクローズ(解決)します。
image.png
以上が Zabbix 4.4 と Redmine の連携手順の紹介となります。

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