2021年1月投稿
ハンドメイド商品にNIS1で手軽に価値保証を紐付ける方法
ここではNIS1の特性を利用しブロックチェーンが消滅しないことを条件として、
主にハンドメイド商品に付加価値をつける提案と仕組みを解説します。
用意するもの
NEMwallet
ウォレットアドレス(物品管理用)1個 test-01
NCOFG7JCSTCX42FAU4JFMOFKFACZVQ4QOZZWL4TG
ウォレットアドレス(物品用) 1個 test-02
NCVYYFLB53G53YCO5UONR75VGIPFGSG2ORYKGW6M
紐付けたい商品 1個
解説
ウォレットアドレス(物品管理用)test-01は販売者専用の販売台帳となります。
ウォレットアドレス(物品用)test-02は商品1個に対して購入者1名、1ウォレットアドレス
というルールで運用します。
販売者はtest-01ウォレットから、test-02のウォレットアドレスに必要に応じて
販売商品名、メッセージ等を0XEM送信します。
送信を受け取ったtest-02のウォレットアドレスを商品と一緒に添付もしくは
後日メールで購入者と共有します。
以上です。
期待される効果・想定
薄利多売の大量生産商品にはできない人と人同士の付加価値をつけることができる。
販売日時が明確になる。
証明はブロックチェーンがなくならない限り続き、販売者、購入者ともに
商品を媒体として紐づいているのでアフターフォローがしやすい。
数年~十数年で壊れるような商品との親和性が良く、通常価格のその商品だけで設定させるが
お互いの保証信頼が明確になるなら、アフターフォローで想定される分を補償費として乗せておいてもよい。
どの程度還元するかはその販売者の倫理による。
また、保証費を商品側のウォレットに入れておくことも想定できる。
デモ
ここでは商品Aを1名に1個販売した場合を想定する。
1.nemwalletを使用しウォレットアドレスを発行する。(シンプルウォレットを選択)
2.作成したアドレスが
ウォレットアドレス(物品管理用)1個 test-01
NCOFG7JCSTCX42FAU4JFMOFKFACZVQ4QOZZWL4TG
ウォレットアドレス(物品用) 1個 test-02
NCVYYFLB53G53YCO5UONR75VGIPFGSG2ORYKGW6M
です。
3.あらかじめ発行したウォレットアドレスに1XEM程度送金しておきます。
4.任意のメッセージを物品用アドレスに0XEM送信し、送ります。
(手数料がかかります今回は0.4XEMでした)
(絵文字を送信すると文字化けするようですので使わないほうが良いと思います)
5.物品用ウォレットアドレス(test-02)を商品と一緒に送るか、もしくはメールで後日送ります
考察
現在の1XEMの価格が20円ですので大体10円で商品・購入者・販売者を半永久的に紐図けることができます。
また、商品の美術的価値が高くなり複製が出回ったとしても購入者・販売者が明確になる。
譲渡の場合は、販売者の物品管理用アドレスからその旨書き込めばよく、それ以外のアドレスから
書き込まれた内容であればその旨わかるので信頼性が失われません。
課題として、そのアドレスがその商品であるということを明確に表示するものは工夫が必要だと考えます。
例えば、絵画であればマイクロチップを埋め込む、保証書にウォレットアドレスを添付する等