経緯
2019頃コロナが流行り、テレワークへ移行していったがうちのプロジェクトではRDP(リモートデスクトップ)を採用した
採用したは良いが、いくつかの問題が発生したのでどうやって解決したのかをメモ
ローカルと遜色ない環境を目指して....
環境
クライアントOS: Winsdows10
接続先OS: Windows10
VPN: Fenics Connect
問題と対応
ネットワークが時々切れる
原因予想
場所によっては発生したりしなかったりがあるので、無線接続が不安定になっている可能性が高い
対応
クライアントPCのネットワークの設定から無線強度を上げた
※「送信パワー」ってネーミングちょっと脳筋っぽい
閑話休題、無線LANを買い替えたら完全に無くなった
操作が実際より遅れる、安定しない
原因予想
パケットのロスであると予想
実際MTUを確認してみるとイーサネットとは別でFenics Connect(VPN)にも設定があることがわかった
対応
接続元でパケットサイズを1ずつ変えてpingし、最適なMTUを調査、1400に設定
netsh interface ipv4 show interface
(VPNのIdxを確認)
netsh interface ipv4 set interface [VPNのIdx] mtu=1400
参考
音声のみ遅延する
原因予想
通話した際に相手が音を発しているアイコンは出るのだが、少し遅れて音声が聞こえる
また、音楽や効果音などを再生する時、停止する時に、操作より音が少し遅れる
リモート接続先とVPNサーバー間にネットワーク帯域幅が狭い箇所があるであろうと予想
対応
RDP設定を変えることでやりとりするデータの総量を減らすことにした
接続元でRDP設定のローカルデバイスとリソースからクリップボード以外の設定を外した
Teams設定の高品質のミュージックモードはオフにする(オンにするとTeamsそのものに遅延が発生する)
カクつく
原因予想
RDPのデフォルトで設定されているフレームレート30になっている、60にすればよい
対応
リモート接続先のレジストリを参考URLの通り設定を変更し、解決
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations へ 種類は[ DWORD(32 ビット) 値]を選択して DWMFRAMEINTERVAL を作成し、10進数の15 に設定
参考
※Windwos Serverのトラブルシューティングだが、どうやらWindows 10にも効果あるらしい。実際ちゃんと60fpsになってるので