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テレワーク用リモートデスクトップで行った設定

Last updated at Posted at 2023-12-18

経緯

2019頃コロナが流行り、テレワークへ移行していったがうちのプロジェクトではRDP(リモートデスクトップ)を採用した
採用したは良いが、いくつかの問題が発生したのでどうやって解決したのかをメモ
ローカルと遜色ない環境を目指して....

環境

クライアントOS: Winsdows10
接続先OS: Windows10
VPN: Fenics Connect

問題と対応

ネットワークが時々切れる

原因予想

場所によっては発生したりしなかったりがあるので、無線接続が不安定になっている可能性が高い

対応

クライアントPCのネットワークの設定から無線強度を確認
image.png
※「送信パワー」ってネーミングちょっと脳筋っぽい

無線LAN側も省電力モードになっていないか確認

閑話休題、無線LANを買い替えたら完全に無くなった

操作が実際より遅れる、安定しない

原因予想

パケットのロスであると予想
実際MTUを確認してみるとイーサネットとは別でFenics Connect(VPN)にも設定があることがわかった

対応

接続元でパケットサイズを1ずつ変えてpingし、最適なMTUを調査、1400に設定

Winキー→cmd(管理者で実行)
netsh interface ipv4 show interface
(VPNのIdxを確認)
netsh interface ipv4 set interface [VPNのIdx] mtu=1400

参考

受信ウィンドウ自動チューニングの調整

Winキー→cmd(管理者で実行)

netsh int tcp show global
netsh interface tcp set global autotuninglevel=restricted
設定名 日本語 説明
disabled 無効 自動チューニングを無効にし、受信ウインドウサイズを固定します
highlyrestricted 高い制限 自動チューニングを厳しく制限します。ウインドウサイズの変更が最小限に抑えられます。
restricted 制限 自動チューニングを制限します
normal 通常 通常の設定です、受信ウインドウサイズがネットワーク条件に基づいて動的に調整されます。
experimental 実験的 より積極的なチューニングを行いますが、安定性が保証されない場合があります。

音声のみ遅延する

原因予想

通話した際に相手が音を発しているアイコンは出るのだが、少し遅れて音声が聞こえる
また、音楽や効果音などを再生する時、停止する時に、操作より音が少し遅れる
リモート接続先とVPNサーバー間にネットワーク帯域幅が狭い箇所があるであろうと予想

対応

RDP設定を変えることでやりとりするデータの総量を減らすことにした
接続元でRDP設定のローカルデバイスとリソースからクリップボード以外の設定を外した
Teams設定の高品質のミュージックモードはオフにする(オンにするとTeamsそのものに遅延が発生する)
image.png
image.png

カクつく

原因予想

RDPのデフォルトで設定されているフレームレート30になっている、60にすればよい

対応

リモート接続先のレジストリを参考URLの通り設定を変更し、解決
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations へ 種類は[ DWORD(32 ビット) 値]を選択して DWMFRAMEINTERVAL を作成し、10進数の15 に設定
image.png

参考

※Windwos Serverのトラブルシューティングだが、どうやらWindows 10にも効果あるらしい。実際ちゃんと60fpsになってるので

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