はじめに
GitHubのSSH接続するための設定方法を紹介している記事は多いです。
しかし記事によって、設定の仕方が微妙に違っていて慣れていない人は混乱し易いと感じため、自分なりにまとめました。
また、リモートとの push 、pull 操作の際のSSH接続で毎回パスワードを聞かれないようにする設定も紹介します。
SSH接続の設定が必要な理由
GitHubでは2021年8月13日からパスワード認証が廃止されているため、リモートに push や pull 操作などをしたい場合はSSHやPersonal access tokenを利用する必要があります。
https://github.blog/2020-12-15-token-authentication-requirements-for-git-operations/
SSH接続するための設定
1. 公開鍵、秘密鍵の作成
最初に鍵を保存する ~/.ssh ディレクトリに移動する。
cd ~/.ssh
以下のコマンドで公開鍵と秘密鍵を作成します。
暗号化方式は ed25519 にします。
$ ssh-keygen -t ed25519 -f github
パスフレーズを聞かれたら入力します。
これで完成です。
github：秘密鍵
github.pub：公開鍵
2. GitHubに公開鍵を登録
GitHubの Setting にある SSH and GPG keys に移動し、New SSH Key から公開鍵を登録します。
Title：自由に決めます。
Key：github.pub の中身をコピペします。
3. 設定ファイルを作成
~/.ssh/config に以下を記載する。
~/.ssh/config が存在しなかったら作成してください。
Host github github.com
HostName github.com
IdentityFile ~/.ssh/github
User git
4. key-agentに登録
これをしておくと、パスワードを毎回聞かれないようになります。
パスフレーズを聞かれたら入力します。
$ ssh-add ~/.ssh/github
5. 接続を確認
以下のコマンドでGitHubにSSH接続します。
$ ssh -T github.com
以下のように返ってきたら成功です。
Hi ユーザー名! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
パスワードを聞かれないための設定
key-agentに登録しておくと、パスワードを毎回聞かれないようになります。
mac の場合は、システムアップデートした後にSSH接続をしようとするとパスワードが聞かれるようになる時がありますが、key-agentに再び登録するとパスワードを毎回聞かれないようになります。
最後に
最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
GitHubにSSH接続するための設定をする際の参考になれば幸いです。