概要

@RequestMappingで定義されたURIのパスパラメータ（プレースホルダー）は{パラメータ名:正規表現}の形でバリデーションできる。
たとえば、@RequestMapping(path="/hello/{name}")のようにURIが定義されていて、nameには半角英字以外は受け付けないようにしたいときは、@RequestMapping(path="/hello/{name:[a-zA-Z]+}")と書く。
正確には、URIのプレースホルダーの構文を取り決めている。

前提

Spring Bootで作ったREST APIを想定。
@RestContollerが付与されたコントローラクラスで使用される@RequestMappingのpath属性（またはvalue属性）で構文を決める。

環境

Spring Framework 5.1.2
Spring Boot 2.1.0
Java 1.8

書き方の例

URIのプレースホルダーに半角英字を入力し、"hello, {入力した半角英字}"を返すAPI。

HelloController.java

@RestController
public class HelloController {

  @RequestMapping(path = "/hello/{name:[a-zA-Z]+}", method = RequestMethod.GET)
  public String hello(@PathVariable String name) {
    return "hello, " + name;
  }
}

実行例。

bash-3.2$ curl -X GET http://localhost:8080/hello/Freddie
hello, Freddie

誤った構文の入力があった場合は、404リソース未検出扱いになる。デフォルトのエラーレスポンスでは以下のとおり。

bash-3.2$ curl -X GET http://localhost:8080/hello/0123
{"timestamp":"2018-11-20T16:02:56.401+0000","status":404,"error":"Not Found","message":"No message available","path":"/hello/0123"}

他にも、たとえば3桁の半角数字の構文にしたい場合は@RequestMapping(path="/hello/{id:\\d{3}}")等、目的の構文を表す正規表現を用いればよい。
※ 念のため、¥¥dでは正しく動作しない。\\dと書く。

参考