久しぶりにPCを新調することにした。久しぶりすぎて、価格.com以外のサイトもあっちこっち見まわすことになった。
パーツを選ぶときに確認事項はいろいろあるけれど、すべてを1ページで把握できるような便利サイトはなさそうなので、次回の作業メモとして残しておこうと思う。
全般
ベンチマークの確認
生成AIも使いたいので、GPUベンチマークはこのページも参考にした。
有名なゲームやソフトウェアの推奨スペックも軽く確認した。
- ゲームの推奨スペックはフルHD基準なので、4Kなど高解像度では推奨以上のGPUも視野に入る
- IllustratorやフォトショップはオンボードGPUでも最低限動く1。ペイント代わりに使う程度なら気にしない
CPU
上記ベンチマークと値段を見ながら決める。
- GPUを買わない場合には、オンボードGPUのあるものにする
- Intelだと末尾に「F」がついているのはオンボードGPUが使えないタイプので、絶 対 避ける
- コア数・スレッド数
- クロック数
- 値段
- TDP
PCケース
候補を2、3個選んでおく。
- ATXかMicroATXか、その他か
- 最近のマザボはMicroATXが主流なので、これに対応してればだいたい良しとする
- 対応GPUのサイズ(GPU買う場合)
- 大雑把に「GPUにファン2個なら300㎜未満、3個ならそれ以上」と考える。
- GPUは後で決めるので、大まかな目安だけ確認しておく
- 価格.comクチコミ情報やAmazonレビューも見ておく。「サイズがギリギリ」等の情報が書いてあることもある
マザボ
一番多い。
- チップセット。型番でIntelやAMDの公式サイトが出てくるのでメモしておく
- チップセットでSATAの最大数やPCIeが決まる
- 速度にも影響するのでボトルネックにならないように考える
- ソケット。AMDは緩いけどIntelは細かく分かれている。買い間違えると悲惨
- メモリ(DDR)の規格
- 価格.comクチコミ情報やAmazonレビューも見ておく。「スロットのカードが干渉する」等の情報が書いてあることもある
- SATA、USB、SSD(よくわかってない)ポートの本数を確認。チップセットの最大数と異なる(減らされてる)場合がある
- モニタ接続端子。D-subとDVIとHDMIはほとんどいつもあるが、念のため確認する
GPU
配信、エンコード、ゲームなど、特定用途では必須だけれど、該当しない場合は無くてもよい。今回は「ゲームやるかもしれない」「生成AIさわりたい」と考えて選択。
基本的にはベンチマークと値段で決める。
- 生成AIをやりたい場合は、生成AI向けのベンチマークを確認する。一般ベンチマークとはランキング順が異なる
- 実寸法
- VRAMサイズ。生成AIだと12GB以上が推奨されているらしい。詳細はベンチマーク参照
- StableDiffusion登場初期は「RTX 3060 12GBだと良い」と言われていた。アップデートも考えると、それより少し上を狙ったほうが良さそう
- 対応スロット(バスインターフェイス)
- 筆者もまだよくわかっていない
メモリ
マザボに対応している規格のものを買う。いちおうノーブランドは避ける。
デュアルチャネルのため、2枚セットを購入する。32GBなら16GB×2枚のを購入する。
容量のほうが重要で、速度のほうは体感できるほど差が無い。コスパを優先するなら安いもので。
電源
ドスパラの計算サイトでまずPC全体の消費電力を計算し、1.5~2倍のWを目安に選択する。消費電力で選ぶと数種類しか残らないので、好みで選ぶ。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main.html?utm_source=google&utm_medium=pmax&utm_campaign=assemble&gad_source=1&gclid=Cj0KCQjwir2xBhC_ARIsAMTXk85rrhCkVr_0_UhJ9GlKZ1mSYTQWGt9G2g9N4ECw-CpAmycngWEluVYaApqbEALw_wcB
※サイトでは2倍を推奨しているが、価格.comの解説は1.2~1.5倍以上を目安にしていて、ばらつきがある。1日中、大きな画像や映像の作業をしたり、生成AIや重いプログラムを24時間回したりするなら(=CPUやGPUをTDPでフル稼働させる予定があるのなら)、範囲のうちの多めに見積もる。1日1時間ゲームするくらいなら、範囲内で少なめに見積もっても大丈夫だと思う(主観)。
再確認
おもに実寸法の確認(個人的)
- マザボのソケットはCPUに合っているか
- マザボとメモリ規格は合っているか
- GPUのPCIe規格にマザボが対応しているか(互換規格含む)
- HDDやSSDの数に対してマザボのポート数は足りているか
- PCケースがフォームファクタ(ATXとか)にあっているか
- PCケースのベイの数は足りているか
- PCケースとマザボのサイズが合うか
- PCケースとGPUのサイズ(縦×横×奥)が合うか
- クチコミやレビューに不安要素が書いてないか
-
フォトショップはFAQに「PassMark の GPU コンピューターベンチマークチャートで、平均 Ops/Sec が 2,000 以上の GPU を使用することを検討してください。」と書いているが、大半のものが2000以上となっている。ただし、FAQを見るとGPUがあったほうが良い機能(アクセラレーション)、GPUが無いと実行できない機能がある。ペイント代わりに使う程度なら気にしない。 ↩