EE Journalのケビンモリスによる「Xilinxが世界を分断する」- SDAccelへの客観的な視点
by Xilinx Employee sleibso 12-02-2014 02:54 PM
EE Journalのケビンモリスは、長い間、FPGA分野を見てきた方です。
本日、彼は、Xilinxの新しいSDAccel開発環境の最近の紹介記事を。公開しました
それは長い記事で、全体を読むべきでしょう。ですが、ここではモリスの記事から、2,3個の要約的段落を紹介します。
「もし、FPGAが将来の計算エンジンになるなら、FPGA設計フローは、ソフトウエアエンジニア的な方向に構造的にシフトし、次のようになるに違いありません。
- デバイスは、プロセッサのようになり、実装はプログラミングするような感覚になる
- 合成、シミュレーション、レイアウトは、コンパイルとデバッグに置き替わる
- 最適化オプションの細かい制御は、スパイラル型開発や生産性が高いワークフローに置き替わる
簡単にいえば、ハードウエアエンジニア的なFPGA設計フローは、脇に置かれるようになるはずです。」
「それはまさにXilinxが今やっていることです。」
「SDx(ソフトウエアで定義されたなんちゃら)に入る - とは、様々種類のソフトウエアベースシステムエンジニアリングに対するXilinxのマーケティング手段です。
異なるアプリケーション分野において、ソフトウエア開発者は、異なる方言を持ちます。ソフトウエアネットワーキングは、検索、ビッグデータ処理、画像・信号処理とは著しく異なります。なので、Xilinxは様々なソフトウエアエンジニア種族に拡張でき、彼らにわかりやすく親しみやすいブランドを欲していました。
その最初の2つの例は、SDNet(ソフトウエア的ネットワーク向け仕様定義環境)とSDAccel(OpenCL/C/C++向け開発環境)です。」
もし、SDAccelの紹介記事を見逃しているなら、こちらをご覧ください。
(訳注:ケビンの元記事から1つピックアップ)
Xilinxは、更なるSDxが登場予定であると語っており、ロジックデバイスが歴史的にサポートしてきたより多くの分野に約束する大きな戦略の1つが、SDxであることは明らかです。
この戦略が成功した場合、多数の以前には期待していなかったようなアプリケーションの中に、FPGA(もしくはFPGA風デバイス)を見始めることになるでしょう。
アプリケーションの中心的な部分は、ソフトウエアで実装されるようになるため、このような分野のほとんどで、”システムエンジニア”は、ハードウエアのスキル・専門知識よりソフトウエアのスキル・専門知識を持つ可能性が大変高くなります。
産業レベルでは、我々はまだこのトレンドの初期段階にいるに過ぎません。
確実にこのような結果になるかはまだわかりませんが、それを見届けることは興味深いことです。