はじめに
この度、ORACLE MASTER Gold DBA 2019に合格したので、その経験談を書き記そうと思います。自分自身は、ORACLE再受験料無料期間に試験を受けて1回目は正答率47%(合格は57%)で不合格であった。その1ヶ月後に正答率68%(合格は57%)で合格した。
目次
ORACLE MASTER Gold DBA 2019とは?
試験名
- 1Z0-083 Oracle Database Administration II
認定資格名
- ORACLE MASTER Gold DBA 2019
試験の形式
- 選択問題
試験時間
- 120分
出題数
- 68問
合格ライン
- 57%
試験費用
- 37,730 円(税込)
出題範囲
- RMANの設定および使用
- バックアップとリカバリの方法
- 障害の診断とリカバリの実行
- CDBとPDBの管理
- データベースパフォーマンスの監視と調整
- データベースのセキュリティ管理
- バックアップとデータベースの複製
試験の特徴
- 高度なデータベース管理スキルが試される、専門的で発展的なトピックが含まれます。
- 有償の研修受講が不要で、試験に合格することで直接資格が付与されます。
- 試験は、データベースのバックアップ、リカバリ、パフォーマンスチューニングなど、運用と保守に関連する実務的な知識を深く問います。
勉強開始時の前提
ORACLE MASTER Silver DBA 2019を3ヶ月前に合格している。業務では、Oracle19cを使用しているが、基本的なSQLを叩くのみでDBの管理を直接行うわけではない。
勉強期間とスケジュールについて
勉強期間は2ヶ月。基本的に平日は2時間。土日は4時間ぐらい勉強した。なので、合計勉強時間は約160時間。
勉強方法
- 黒本
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798174365
とにかく問題を解くことを意識していた。黒本自体は全部で約900ページほどあるので覚えるのが非常に大変!しかし、書いてあることはそこまで難しくはない。黒本を読んでもわからないところや、出題数の多い分野は自分のPCにOracle19cを入れて、実機で試すことで理解していた。各章の問題は、3回解いた。3回解いても不明なところは、印をつけて何度も繰り返した。模擬演習もついているので、3回解いた。黒本を読んでもわからないところは、Oracle公式マニュアルを読んで学習した。
試験対策方法
Goldの試験は主に4分野に分けられると思っています。
- バックアップ、リカバリ
- マルチテナントアーキテクチャ
- Grid Infrastructure
- その他
肌感覚であるが[バックアップ、リカバリ]と[マルチテナントアーキテクチャ]が黒本の問題を解いて完璧に解けるようにれば合格できるのではないかと思うほど、問題数が多い。自分は、この分野について徹底的に問題を解いて実機でも演習を重ねた。[Grid Infrastructure]は、5問〜10問出題されるイメージがある。最初は、とっつきにくかったが、演習を重ねると出題される問題もある程度同じなので、点数稼ぎには良い分野だと思う。[その他]については出題されても3問ぐらいなので、黒本を軽く読んだだけで、試験でも適当に解答した。
試験当日の経験談と結果
自分は1回目の試験は不合格だった。Oracleがたまに開催する再受検料無料に乗っかって勉強開始から1ヶ月立たずに受かったらいいなぁ〜で受けて見事に落ちました。黒本は1周して、模擬試験は2周した。最初の方に勉強した内容は記憶が定着しておらず、試験で悩むことが多かった。2回目の試験は1回目から1ヶ月後に受験した。この時には、3周ぐらいしていたので45分ぐらい余った状態で試験を終了して無事、正答率68%(合格は57%)で合格した。ちなみに、1回目はオンライン受験をした。日程が合う日がなくて、仕方なく試験監督英語で受けたが、あまりに早すぎて何言ってるか全然わからなかった。その後にチャットでやり取りするようにお願いして事なきを得たが疲れた。2回目は試験会場で受験した。オンライン試験と試験会場受験の違いは、試験会場受験はメモ用紙が渡されるけどオンライン試験ではメモ用紙なしで行わないといけないので自分みたいに何か書いて整理したい人にとっては試験会場受験の方が良い。また、途中でトイレに行けるのも試験会場のメリットだと思う。Oracleの試験は2時間ぐらいだから問題ないが、AWSの試験は3時間ぐらいあるのでもし、途中でトイレに行きたくなった時に試験会場の方が安心である。
終わりに
ひとまず、900ページの参考書を持ち歩く必要がなくなって良かった。難易度はそこまで高くはないと思うけど、市場価値のある資格を取ることができたのは良かった。