ボトルキャップを発射するボトルマンと、toioを組み合わせたら様々な遊びが出来そう…とふと思いました…
そこで「toio SDK for Unity」でアプリケーションを作ってみました。
また 3Dプリンターでいくつか作ってみたら、またそれはそれで新しい遊びになりそうでした。
自分で作って遊んでみたら、思いのほか楽しかったです。
今回の話はそういう話です。
#作っているもの
まずは、今回作ったものを紹介したいと思います。
※Youtube動画へのリンク
このような感じで動くターゲットを当てるゲームを作りました。
こちらは toio SDK for Unityを利用して作成しています。
#開発に至る経緯
ボトルマンの発表にあった Nintendo Switch連動を見たときに、「あれ、これtoioでも行けるんじゃないか…?」と思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=EJXm3XksFQs
そこで初めに、「ボトルキャップをtoio本体に当てたときに反応するか?」という事、キャップを当てた時にインタラクションするのが楽しいか?という事を検証するためのプロジェクトを、toio SDK for Unityのサンプルを少し弄って下記のようなものを作りました。
toio+ペットボトルのキャップ!
— 黒河優介(YusukeKurokawa) (@wotakuro) October 20, 2020
発射するボトルマンがあれば、
新しい遊びできそうな予感! pic.twitter.com/fhk6jb5fgR
この時はボトルマン未発売だったので手でキャップを弾いています。
これで手ごたえを確認出来ましたので、この後もやっていこうという所になりました。
#ボトルマン × #toio 楽しいですなー。
— 黒河優介(YusukeKurokawa) (@wotakuro) October 31, 2020
動く的当てゲームですなー
toioは、手元のiPadから適当に自動で動くようにしていますよ。 pic.twitter.com/msYRva5Vle
そして toioを手動制御ではなく、自動制御に切り替えました。元々は「一人がtoioを操作して、もう一人がボトルマンで撃つ」という遊びを想定していたのですが…。遊んでくれるオトモダチがいないという重大な問題に気付いたので、自動制御を実装する事となりました。
動きはとても単純で、一定距離進む→その場で回転するを繰り返しているだけです。
とても単純な動きで、動きも予測可能なのですが…、そこが逆に遊びとしてよいものでした。
そんな感じでtoio側の動きは作れたのですが…
アプリ画面側が、時間とヒット数を表示するだけの単純なものでした…
これでは何か物寂しさを感じます。
なので、この画面中にtoioを出したらどうか?
幸いにもtoio SDK for Unityにはtoioの3Dモデルデータが同梱されていたので、それを出すことにしました。
画面中のtoioも現実のtoioと同じ動きをしたら面白いはず…という事で作っていったのが下記です。
#ボトルマン と #toio を組み合わせたら面白い遊びになりました。
— 黒河優介(YusukeKurokawa) (@wotakuro) November 23, 2020
専用のアプリを #Unity で作成しています。
toio SDK for Unityを利用して、自動で的のtoioが動くようにプログラミングしています。
↓Youtubeにも動画あげました。https://t.co/SpKqpJAkhV pic.twitter.com/XqCWQ8LZyE
現実と連動する動きになって、イイ感じになったと思います。
実は、地味に苦労した点としては toio SDKではUnityEditor上で実行したシミュレーションモード中ではtoioのモデルが画面に出るのですが、実機でビルドした時はtoioのモデルが出なくなっていました。
仕方ないので、シミュレーターのロジックをコピーして同じように動作するように調整しました。
ココが地味に苦労しました。
そんなこんなで一旦形にはなったかなぁと思います。
#toioと3Dプリンターとの相性の良さ
こんな感じでボトルマンのターゲット用toio号が出来ました。
— 黒河優介(YusukeKurokawa) (@wotakuro) December 8, 2020
ボトルキャップも付けられるようになっています。
ボム感あるよね…?https://t.co/5ZYznhFi8p
あと、stlファイルはココにアップしました。 pic.twitter.com/9kqhBL520N
toioの形がプリミティブなので、3Dプリンターで造形物を乗っけるとかでも楽しめますね。
ゲームの動画撮ったのちにコチラを作ったのですが…。これは的当てしている感じがより一層出てよいですよね。
また、造形物だけでも遊びを作れそうです
他にもプログラミングをしないでも、3D造形物だけでも toio + ボトルマンで面白いことが出来ます。
#ボトルマン と #toio でゴールキーパーつきのPK戦楽しんでみました。
— 黒河優介(YusukeKurokawa) (@wotakuro) December 5, 2020
今回はプログラミングせず、アプリを作らないで、家にあるもの+3Dプリンターで遊んでいました。
実は3Dプリンターを使わなくてもよかったしました…
その辺は動画で…https://t.co/20mU7vJwyl pic.twitter.com/NYIKU7B5Fh
敢えて前後にしか動かないようにしています。これで、ボトルキャップで弾かれて軌道・向きが変わってしまう事を防いでいます。
また、前後に動くだけなので、ビジュアルプログラミングで簡単な動きを作って、それで自動化するとかも楽しそうですね。
こんな感じで動きのあるトイオとボトルキャップを射出するボトルマンは相性が良さそうです。
#今後
いくつかの遊びを一つのアプリで遊べるようにしていきたいかなぁと思っています。
また、toioの特徴である絶対座標を生かしていないので、その辺もチョット使っていきたいと思っています。
実は、こんな感じでルールを考えてたりもします。
・ターゲットバグ
昔あったおもちゃをデジタルで再現も出来そうだったりしそうで、これも面白そうだなぁって思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=fMQb6sSQxsk
動画中では暴れまわって、机から落ちちゃったりしていますが、toioのマットも利用して、絶対位置を取得できれば、マットから落ちない範囲でのみ動き回るとかも出来そうですね。
・アクションターゲット
あとは、ベタですがクレー射撃とかもtoioで出来そうですね。
https://youtu.be/ezj8gW0Exq0?t=841
これもtoioのマットを利用すれば、定位置に戻る動きを自動で行えるようになったりとかいろいろと出来そうだなぁって思っています。
他にもいろいろと出来そう…
そう思いながら toio+ボトルマン色々出来そうだなぁって思ってやっています。
一応公開リポジトリでやっているので、興味ある人はココのを落として手元で動かしてみて下さい。
https://github.com/wotakuro/toio_and_bm_project
それでは。