初めに
OpenAIからChatGPT DeepResearchの新機能としてGithubとの連携が発表されました。
全世界のTeamユーザと、ヨーロッパを除く国のPlusユーザ及びProユーザが利用できます。
使い方
2025年5月15日現在、Macのデスクトップアプリ及びiOSアプリでは利用不可能です。(Windows環境の方いたら情報いただけるとありがたいです)
ブラウザからGPTにアクセスすると、Deep Researchを選んだ際にWeb/Github/Sharepointとの連携を選択できます。
さらにGithubを選択するとリポジトリを選択できるようになります。
プライベートリポジトリや管理者の許可のないリポジトリは追加できないため、有名なOSSなどもしばらくは対応しないと思います。
自分で作ったパブリックリポジトリでの利用がメインかと。
今回は、私が作成したパブリックリポジトリで試してみます。実際のリポジトリはここからアクセスできます。
以下のプロンプトで試してみます。
下記のレポジトリで以下のタスクを実行して。
repo://tomoya-worldwide/threejs-snippet
Task1: フォルダ構成と各デモで学べる three.js の概念を表にして。日本語 30 行以内、引用付きで。
Task2: ハンズ用 README.md 雛形を作成して。セットアップ、起動コマンド、操作例、学べるポイントの 4 セクション構成、Markdownで出力して。
Task3: three.js 初心者向け選択式クイズを 5 問作成し、各問に理由・関連ファイル引用を付けてMarkdownで出力して。
そうすると、以下のような確認が返ってくるのでそれにも答えて出力を待ちます。
repo://tomoya-worldwide/threejs-snippet
# 前提
- 各デモは **src/demos/** 配下のサブフォルダを指す
- 実行環境は “Node.js + npm (Three.js r157 時点)” と仮定
- three.js 初心者(入門書 1〜3 章レベル)向け
- 引用は行番号つきコードブロックで
- 追加の質問はせず、ただちに結果を返すこと
# Task 1
フォルダ構成と各デモで学べる Three.js の概念を **表形式(日本語、最大 30 行)** でまとめ、各行に関連ファイルを 1 箇所引用する。
# Task 2
ハンズオン用 **README.md 雛形** を生成する。
セクションは **①セットアップ ②起動コマンド ③操作例 ④学べるポイント** の 4 つ。Markdown 出力。
# Task 3
Three.js 初心者向け **選択式クイズ 5 問** を作る。
各問に **A〜D の 4 択**, 正解理由, 関連ファイル引用 を付け、Markdown で出力。
待つこと約15分、出力結果は以下です。
Deep Researchでは最近出た機能としてpdfでの出力にも対応していますがQiitaには添付できないためリンクを貼っておきます。
所感
- リポジトリ構造を正しく解析し、行番号付き引用で根拠を示している
- 生成された README 雛形はほぼそのまま使えるクオリティ
- クイズ問題は学習コンテンツとしてギリ実用的
OSS プロジェクトの 事前調査・キャッチアップ や、社内プロジェクトへの 新規メンバー参加 にも活用できそうです。
まとめ
観点 | メリット |
---|---|
コード把握 | 検索+要約+引用をワンストップで実行 |
ドキュメント生成 | READMEなどの文章を自動作成 |
学習用途 | three.js など技術スタックの教材づくりに使えるかも? |
まずは、自分の公開リポジトリと連携し、小さなタスクで挙動を確認するのがおすすめです。