はじめに
GW中にコードを書いている(意識の高い)皆さん、こんにちは!
以下の記事の続編です。GWなのでゆるく書いていきます。
ちなみに、上記の記事では以下のサービスについて書いています。
- GitHub Copilot
- Codeium
- Cody
- Code GPT
- Tabnine
最近の勉強会でCursor、Windsurfを使用したAI駆動開発やVive Codingというワードをよく目にするようになりました。
Yahoo!のニュース記事でもCursorというワードを目にする回数が増えてきました。
なので、今回はCursor、Windsurf、VScodeのAI関連のプラグインについて比較したものをまとめました。
間違えがあれば教えて下さい(最新情報系は気づいた方が記事を執筆してみるのも良いかと思います)
繰り返しになりますが、AI駆動開発で使用するコーディングツールは、エンジニアの生産性を向上させる重要な要素となっています。
1. Cursor:機能てんこ盛りの本格派IDE
Cursorは「VS Codeをパワーアップさせたらこうなった!」というイメージのIDE。VS Codeをベースに作られていて、AIとの連携が超強力なんです。
できること
- 賢いコード補完(Cursor Tab): 「この関数の続き、こう書きたいんだよね〜」と思ったら、AIが先回りして提案してくれます。気に入った部分だけ採用することもできて便利!
- 複数ファイルを一気に扱える(Composer): 「このプロジェクトに新機能追加したい」と伝えると、必要なファイルを全部見つけて一気に書き換えてくれます。まるで相棒プログラマーがいるみたい。
- 自動コミットメッセージ: 「今日も適当なコミットメッセージを考えるのめんどくさい...」という人に朗報!AIが賢くコミットメッセージを提案してくれます。
- お値段: 無料版だと月2,000回までコード補完できます。ヘビーに使いたい人は月額約$20のProプランがおすすめ。
良いところ・イマイチなところ
良いところ:
- 生成されるコードの品質が高い!複雑なタスクもばっちり。
- プロジェクト全体を見渡して作業できるから、大規模な修正もお手の物。
- とにかく多機能!プロのデベロッパーが求める細かい操作も可能。
イマイチなところ:
- 機能が多すぎて画面がごちゃごちゃ...「これ何のボタン?」状態になりがち。
- 使いこなすまでに時間がかかるかも。機能を覚えるだけで一苦労。
2. Windsurf:シンプルさ重視の初心者フレンドリーIDE
Windsurf(元Codeium)は「コーディングの流れを止めたくない!」という開発者の願いを叶えるために生まれたIDE。余計なものを削ぎ落として、本当に必要な機能だけを詰め込んだ感じです。
できること
- 勝手に理解してくれる(Cascade): プロジェクトのコードを全部読み込んで理解してくれるから、「このファイルも見て!」って手動で指示する必要がなし。大きなプロジェクトでも迷子にならない!
- 先読みコード補完(Supercomplete): 単に「次の単語」を予測するんじゃなくて、「この後どんな機能が必要かな?」まで考えて提案してくれます。まるで未来予知!
- 空気を読む: コードを書いている文脈から「あ、この人はこういうことがしたいんだな」と察して関連ファイルを自動で探してくれます。
- お値段: 無料プランでも基本機能は使い放題!もっと高度な機能が欲しければ月額$15のProプランがあります。
良いところ・イマイチなところ
良いところ:
- 画面がスッキリ!余計なボタンがなくて初心者でも迷わない。
- 「AIに何を見せればいいの?」と考える必要なし。自動で必要なファイルを見つけてくれる。
- 直感的に使えるから、AIコーディングの入門にピッタリ。
イマイチなところ:
- Cursorと比べると、生成されるコードのクオリティが若干落ちることも。
- 時々コード補完の反応がもっさりすることがある。
3. VSCodeのAIプラグイン:慣れたエディタにAIパワーをプラス
「新しいIDE?面倒くさい!今のVSCodeが好きなんだけど...」という人には朗報!VSCodeにAIの力を追加できるプラグインがたくさんあります。おなじみのエディタを使いながらAIの恩恵も受けられる、いいとこどりの方法です。
人気のVSCode AIプラグイン
-
GitHub Copilot:
- Microsoft公式のAIコーディング相棒。「今日からAIとペアプロしませんか?」というコンセプト。
- エディタ内でコード提案をもらったり、チャットで「この関数の使い方教えて」と質問したりできます。
- 無料プランあり!月50回のエージェントモードやチャットリクエスト、2,000回のコード補完ができます。より多く使いたい場合は月額$10のProプランがあります。学生や教育機関には追加割引も。
-
Tabnine:
- あなたのコーディングスタイルを学習する賢いAIアシスタント。使えば使うほどあなた好みの提案をしてくれます。
- 幅広い言語をサポートしていて、無料プランでも十分使える!プロ機能が欲しければ月額$9から。
- 「このままだとこの後3行書くはめになるな...」というのを予測して先回りしてくれる便利さ。
-
Codeium:
- 70以上の言語に対応した万能選手。Windsurfの親戚みたいなもの(同じ会社の製品)。
- 「この部分だけAIに見せたい」という時に便利なピン留め機能付き。
- 無料プランが太っ腹で、個人利用なら基本機能が使い放題!
-
Amazon CodeWhisperer:
- AWSが作ったAIコーディングアシスタント。AWSのサービスを使うなら相性抜群。
- コードの提案だけじゃなく、セキュリティの問題も見つけてくれる優れもの。
- AWSのAPIと組み合わせる時、めちゃくちゃ便利。
-
IntelliCode:
- Microsoftお手製のVSCode用AI機能。VSCodeと一体化しているから違和感ゼロ。
- プロジェクト全体の流れを見て「あ、Reactコンポーネント書いてるんだな」とか察知して、それに合った提案をしてくれます。
- .NET開発者にはとくに心強い味方。C#のサポートが素晴らしい!
3つのアプローチを比べてみた
こんな感じ | Cursor | Windsurf | VSCodeのAIプラグイン |
---|---|---|---|
形態 | VS Codeをパワーアップした独立IDE | VS Codeをシンプルにした独立IDE | 馴染みのVSCodeに機能追加 |
AIへのコード見せ方 | 「このファイル見て」と手動で教える必要あり | 勝手に必要なファイルを見つけてくれる | プラグインによってバラバラ |
見た目・操作感 | ボタンいっぱい、機能モリモリで本格的 | スッキリ、シンプルで迷わない | VSCodeそのままの使い心地 |
タダで使える範囲 | 月2,000回のコード補完まで | 基本機能は使い放題 | プラグインによって違う |
複数ファイルの扱い | 「全部任せて!」と指示すれば対応可能 | プロジェクト全体を見渡して勝手に対応 | プラグインによっては苦手 |
こんな人におすすめ | とにかく高機能が欲しいパワーユーザー | シンプルに使いたい人、AI初心者 | VSCodeから離れたくない人 |
結局どれがいいの?
GW明けから本気出す(予定)あなたに、ぴったりのAIコーディングツールはどれでしょう?
-
Cursor:「とにかく最強のAIコーディング環境が欲しい!覚えることが多くても構わない!」という本気モードの人向け。機能の宝庫だけど、使いこなすには時間がかかるかも。
-
Windsurf:「AIコーディング、試してみたいけど難しそう...」という初心者さんにぴったり。シンプルで分かりやすく、特に指示しなくても賢く動いてくれる。
-
VSCodeプラグイン:「今のVSCodeの環境を変えたくないけど、AIの力も借りたい」という実用主義者向け。GitHub Copilot、Tabnine、Codeiumなど選択肢も豊富。
正直なところ、これといった「正解」はないんです。あなたの好みやプログラミングスタイル、そして何より予算との相談になります。
私のアドバイスは「まずは無料プランで試してみる」こと。Cursorも2,000回までは無料、Windsurfは基本機能無料、VSCodeプラグインもTabnineやCodeiumは無料プランが充実しています。GW中に色々試して、自分にぴったりの相棒を見つけてみてはいかがでしょうか?