はじめに
MVCモデルは、Webアプリケーションを作成する際によく使われるアーキテクチャパターンです。MVCはModel-View-Controllerの略で、それぞれ以下のような役割を果たします。
各MVCの要素について
Model
データを管理する部分。データベースやAPIからデータを取得したり、更新したりする処理を担当する。
View
ユーザーに表示される部分。HTMLやCSS、JavaScriptなどを使って、Webページを作成する。
Controller
ModelとViewをつなぐ部分。HTTPリクエストを受け取り、適切なModelからデータを取得し、Viewに渡す処理を担当する。
MVCモデルを使用すると、アプリケーションをわかりやすく構造化できるため、開発をスムーズに進めることができます。
コード
以下に、MVCモデルを使用したPythonでのWebアプリケーションの例を示します。
from flask import Flask, render_template, request
# Model
class Task:
def __init__(self, description, status):
self.description = description
self.status = status
# View
app = Flask(__name__)
@app.route('/')
def index():
tasks = [
Task('Finish homework', 'in progress'),
Task('Buy groceries', 'done')
]
return render_template('index.html', tasks=tasks)
# Controller
if __name__ == '__main__':
app.run()
※FWにFlaskを使用しています
TaskクラスがModelで、index関数がControllerで、index.htmlがViewです。index関数は、Taskクラスのインスタンスを作成し、render_template関数を使用してHTMLページを生成します。HTMLページには、Taskクラスのdescriptionとstatusを表示するようになっています。