はじめに
題名に書かれているNextDNSって知ってますか?
WebブラウザのFirefoxでお馴染み「Mozilla」と提携しているプライバシー重視型DNSサービスです。1
以前までは、βサービスとして「無料、リクエスト回数無制限」で問い合わせ可能でした。
現在は300,000 request/月まで、それ以上の問い合わせは「GoogleのDNSと何ら変わらない(電子広告や有害情報等のサイトのドメイン解決の拒否機能がない)」DNSとして利用できます。
なお月1.99$で、この制限を気にすることなく利用できます。
本題は「YogaDNS」なので、気になる人はNextDNS(英語)で確認してみてください。
1. 「YogaDNS」とは何ぞ?
DNS鯖を建ててカッコつけたい逸般の誤家庭の皆さん「できる」人、残念!
そんな方々は「CoreDNS」とかで鯖を作りましょう。
これは、DNSクライアントソフトです。
つまり、「DNSへの問い合わせを管理できるソフト」といった方が分かりやすいかもしれませんね。
なお、これはβ版(試験段階)であり、フリーソフトとなっています。
そういえば、記事執筆時点では「YogaDNS」の記事はないですね…
私は、NextDNSのサイトから知りました。
DNS over HTTPS(DoH)や、DNSCrypt、Anonymized DNSに対応(平文にも対応です)。
また、DNSSECにも対応し、そのDNS解決結果が信頼できるかどうか確認することができます。
(いずれもオプションです。)
さらにDNSリーク対策も可能ですし、ドメインごとに異なるインターフェースでDNS解決が出来るようになるなど、ちょっとやり過ぎじゃないですかねかなり素晴らしいですよねー。
当然ですが、IPv6も対応です。DNS解決ログだって残せます。
機能の大まかな紹介はこの辺にして、「YogaDNS」のセットアップをしていきましょう。
2. YogaDNSのセットアップ
YogaDNSは、記事執筆時点(2020/07/16)で、Windows 7、8、10、Windows Server 2012、2016、2019(32ビット/64ビット両方対応)にしか対応していません。それ以外の人は現時点では諦めましょう。(でも将来的には、マルチプラットフォーム対応になるかも?)
まずは、ダウンロードサイト( http://yogadns.com/download/ )からインストーラを入手します。
インストールが終了した後、再起動なしでこのまま初期設定を行います。初期設定方法は、ウィザード方式です。
ここからは、初期設定を行うDNSホストが、NextDNSか、それ以外かで変わります。
NextDNSで登録する方⇒ここ
それ以外(Cloudflare、Google、ISP提供、自鯖等)の方⇒ここ
を確認してセットアップしてください。
なお、各種設定等も公式docs( http://yogadns.com/docs/ )にて丁寧に書かれていますので、参考にしてみてください。
3. まとめ
- 「YogaDNS」とは、今注目の「DNSクライアントソフト」だった。
- 初期設定はシンプルで、WindowsのDNS拡張ツール的な機能を搭載。