はじめに
機能要件と非機能要件は違います。非機能要件は固有の困難を抱えており、特殊な扱いを必要とするのです。
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目標
本記事は、非機能要件に共通する困難さを理解し、応用力の高いベストプラクティスを身に着けることを目指します。
非機能要件には様々な分野があり、SRE、DevOps、ユーザーインタビューなど様々な手法が提案されています。これらの手法は、各分野ごとのベストプラクティスであり、汎用性は低いです。
本記事では、様々な特性を抽象的な「非機能要件」として取り扱うことで、より一段高い視座から、応用しやすい形で本質的な理解ができるようになります。
対象読者
- パフォーマンス・信頼性などなど、非機能要件に携わる人
- DevOpsやスクラム、プロダクトエンジニアリングなど、乱立する「イケてる手法」に混乱している人
- ソフトウェア工学の観点からスッキリと理解したい人
具体例について
本記事では、非機能要件の性質についてたくさんの具体例を扱いました。これは、本記事で解説する理論が、様々な非機能要件一般で成り立つ応用性の高いものであることを納得してもらうためです。ただし、文章を長くする原因にもなるので、折りたたみで記述しています。
書籍の紹介について
本連載では、適宜参考になる書籍を紹介しています。各分野に特化した非機能要件の改善手法の書籍を多く紹介しました。既に読んだことがある書籍でも、より汎用的な非機能要件という視点から理解すると、新しい発見があるはずです。
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