エンジニアリングマネージャー(以下、EM)という“コードを書かない人間”について解説します。彼らの多くは部下から嫌われがちですが、なぜそうなるのか、さらに優秀なEMはどう振る舞うのかについて紹介します。
嫌われるEMの特徴
- コードを書かない
- 給料が高い/どこでもリモートで働けるからエンジニアになった
- 部下が困っていることに対して、教科書的なマネジメントしかできない
- 部下が優秀だと評価されることがバレている
コードを書かないことに誇りを持つ
コードを書かないことを自慢し、現場のエンジニアに対して「まだコード書いてるの?」「マネジメント経験は?」と上から目線で言ってくるタイプのEMが存在します。
IT土方と呼ばれていた時代を思い出す思想の持ち主です。(EMは現場監督)
EMはだいたい年齢高いので、IT土方と呼ばれていた時代に頑張っていた世代かもしれません。
給料やリモートワーク目的でエンジニアになった
本来、エンジニアは技術への興味やものづくりへのモチベーションが求められます。しかし、稼げるとかリモートで働けるからという理由だけでエンジニアになり、そのままEMになった人は特に問題です。技術的な背景が薄いので、部下の困りごとに具体的なアドバイスをできないことが多いです。
仕事終わりにOSSで活動していたり、休みの日は趣味プログラミングをしているEMは尊敬されています。
部下の悩みに“なんでそうなってると思う?”としか言わない
部下が要件の不明瞭さやタスクの不確定要素に悩んでいるのに、教科書どおりに「なんでそうなっていると思う?」と返すだけ。問題解決の糸口を一緒に探るわけでもなく、ただ部下に時間を浪費させるだけになってしまいます。
優秀な部下がいると評価される
部下が優秀なら、自分はなにもせずともEMの目標は達成され、評価が上がり、出世していきます。
特に会社の売上の柱となっている大規模プロジェクトを担当しているEMは、あまり動かなくても成果が出るにいるため、ほとんど仕事をしなくても勝手に評価されていくケースがあります。
エンジニアがプロダクト思考だと、本当になにもせずにEMは出世できます。
優秀なEMの特徴
一方で、優秀なEMは現場からもリスペクトされます。彼らの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
ベースとなる技術を理解している
コードを書かなくても、エンジニアリングの背景知識はあって当然です。
Reactが流行ってしばらくたちましたね!!!REST、RDBの基本も分からないEMがいました。
部下を支援する姿勢
単に「なんでそうなっていると思う?」で終わらせず、問題の本質を一緒に探り、必要に応じて自分自身も行動する。
部下の悩みは、だいたいEMである自分のせいだと思ってください。
相手をリスペクトする
100万のエンジニアの5倍コード書いける優秀なエンジニアは給料1.2倍なのすごいよね
そして、その優秀なエンジニアよりEMの方が給料高いです。ヘイトが貯まるだけです。
上を目指す
役員になったEMは優秀だったぜ
お前が優秀ならば部下は無能だから、上が頑張るしか無い
対策
エンジニアを目指すなら、技術が好きで極めたいという気持ちを持つ方が幸せになれます。
部下が辞めたらEMの評価は下がります。
今すぐ転職しましょう。EMに不満を抱いているあなたは優秀なエンジニアである可能性が高いです。