はじめに
npm-check-updates は、package.json に書かれている依存性を、特定されているバージョンを無視して最新版へと書き換えます。通常はncu
とncu -u
でそれぞれ更新のチェックと書き換えを行ってくれるのですが、引数を付けて細かい設定をしたい場合があります。引数については日本語の記述が無かったり、古いバージョンに対する記述があったりするので、まとめました。
用いた ncu のバージョンは10.2.2
です。
使い方
グローバルインストールする
npm i -g npm-check-updates
基本的な使い方
ncu # 更新の確認するが、package.jsonの書き換えはしない
ncu -u # 更新を確認して、package.jsonを書き換える
npm i # 書き換えたpackage.jsonを元にインストールする
ncu -v # バージョンの表示
ncu -h # ヘルプの表示
同時接続数をデフォルトの8から1へと変更する(手元の環境ではHTTPリクエストが詰まってタイムアウトする事があった)。
ncu --concurrency 1
メジャーバージョンを固定して、マイナーバージョンのみ更新する。
ncu --target minor
# ncu --semverLevel major # semverLevelは廃止された
マイナーバージョンを固定して、パッチのみ更新する
ncu --target patch
# ncu --semverLevel minor # semverLevelは廃止された
参考リンク
- 公式GitHub
-
package.jsonのnpmのバージョンを一括で書き変えてくれるncuが便利だった
- 2016年の記事で記述が古かった