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TerraformのバックエンドをTerraform Cloudに指定する方法

Last updated at Posted at 2024-07-09

はじめに

Terraformを使用してインフラを管理する際、状態ファイル(state file)の管理が重要です。

Terraform Cloudをバックエンドに設定することで、状態ファイルを安全に保存し、複数のチームメンバーと共有することができます。

ここでは、terraformのbackendをterraform cloudにする設定方法について説明します。

前提条件

  1. Terraform Cloudのアカウントが作成済みであること
  2. Terraform CLIがインストールされていること

手順

1. Terraform CloudのAPIトークンを取得

Terraform Cloudのアカウントにログインし、APIトークンを取得します。トークンは、Terraform CLIとTerraform Cloudを接続するために必要です。

2. Terraform Cloudのワークスペースを作成

Terraform Cloud上で新しいワークスペースを作成します。ワークスペースは、Terraformの状態ファイルや実行計画を管理する単位です。

3. Terraform構成ファイルの作成

以下のようにmain.tfファイルを作成します。

terraform {
  backend "remote" {
    organization = "your-organization"

    workspaces {
      name = "your-workspace"
    }
  }
}

provider "aws" {
  region = "us-west-2"
}

resource "aws_s3_bucket" "example" {
  bucket = "my-tf-test-bucket"
  acl    = "private"
}

4. Terraform Cloudの認証情報を設定

Terraform Cloudにアクセスするための認証情報を設定します。terraform loginコマンドを使用して、先ほど取得したAPIトークンを入力します。

$ terraform login

5. Terraformの初期化

terraform initコマンドを実行して、Terraformの初期化を行います。このコマンドは、指定されたバックエンド(この場合はTerraform Cloud)を使用するために必要な設定を行います。

$ terraform init

6. Terraformの適用

最後に、terraform applyコマンドを実行してインフラの変更を適用します。(ちゃんとterraform planして生成するリソースや変更するリソースを確認してからですよ!)

$ terraform apply

以上で、TerraformのバックエンドをTerraform Cloudに指定する設定が完了です。これにより、状態ファイルがTerraform Cloudに保存され、チームメンバーと簡単に共有することができます。

まとめ

Terraform Cloudをバックエンドに指定することで、状態ファイルの管理がより安全で便利になります。是非お試しください。


参考資料:

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