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Docker 1.13.x CHANGELOG 日本語訳

Last updated at Posted at 2017-03-15

原文はこちら: github:docker/docker/CHANGELOG.md

1.13.1 (2017-02-08)

重要: Linuxディストリビューションでは、 devicemapper がデフォルトのストレージドライバでしたが、
overlay2 、あるいは overlay がデフォルトになりました(カーネルがサポートしている場合)。 devicemapper を
利用するには、デーモンオプション --storage-driver を使うか、設定ファイル daemon.json で "storage-driver" を
設定することで、ストレージドライバを設定できます。

重要: Docker 1.13では、Docker 1.12で試験バージョンとして導入されたマネージドプラグインのAPIが変更になりました。
Docker 1.12からDocker 1.13へアップグレードする 前に プラグインをアンインストールする必要があります。
コマンド docker plugin rm でプラグインをアンインストールできます。

Contrib:追加モジュールの変更

  • tiniのカスタムビルドが不要に。 #28454
  • Goを1.7.5にアップグレード。 #30489

Remote API (v1.26) & Client:リモートAPIとクライアントの変更

  • composeファイルでdocker stack deployのシークレットをサポート。 #30144

Runtime:ランタイムの変更

  • docker system df のサイズの問題を修正。 #30378
  • Swarm証明書が期限切れの場合に起こる docker inspect のエラーを修正。 #29246
  • アクティベートエラーとv1プラグインで起こるデッドロックを修正。 #30408
  • SELinuxの退行バグを修正。 #30649

Plugins:プラグインの変更

  • グローバルスコープのネットワークプラグイン(v2)をswarmモードでサポート。 #30332
  • docker plugin upgrade を追加。 #29414

Windows:Windowsに関する変更

  • Windowsの古いプラグインで起こる、小さな退行バグを修正。 #30150
  • Windowsでの警告を修正。 #30730

1.13.0 (2017-01-18)

重要: Linuxディストリビューションでは、 devicemapper がデフォルトのストレージドライバでしたが、 overlay2 、あるいは overlay がデフォルトになりました(カーネルがサポートしている場合)。 devicemapper を利用するには、デーモンオプション --storage-driver を使うか、設定ファイル daemon.json で "storage-driver" を設定することで、ストレージドライバを設定できます。

重要: Docker 1.13では、Docker 1.12で試験バージョンとして導入されたマネージドプラグインのAPIが変更になりました。Docker 1.12からDocker 1.13へアップグレードする 前に プラグインを アンインストール する必要があります。コマンド docker plugin rm でプラグインをアンインストールできます。

Builder:イメージビルダの変更

  • ビルド時にキャッシュとして使用するイメージを指定する機能を追加。ローカルレジストリの親チェーンにある必要はなく、他のレジストリからpullすることもできる。 #26839
  • (試験的)ビルド成功後、FROMイメージ以下のイメージレイヤーを squash するオプションを追加。 #22641
  • エスケープの後の空行に対するdockerfileパーサの挙動を修正 #24725
  • docker build でステップ番号を追加 #24978
  • イメージビルド中にビルドコンテキストの圧縮をサポート #25837
  • docker build--network を追加 #27702
  • docker builddocker run--label フラグへの一貫しない挙動を修正 #26027
  • overlayストレージドライバを使用した際のイメージレイヤの不整合を修正 #27209
  • 未使用のbuild-argsを許可。エラー、ビルド失敗ではなく警告が表示される。 #27412
  • Windowsでのビルダキャッシュ問題を修正。 #27805
  • Windowsのビルダで USER を利用可能に。 #28415
  • Windowsで大文字・小文字を区別しない環境変数処理。 #28725

Contrib:追加モジュールの変更

  • Ubuntu 16.04 Xenial on PPC64LE向け、docker debファイルのビルドをサポート。 #23438
  • Ubuntu 16.04 Xenial on s390x向け、docker debファイルのビルドをサポート。 #26104
  • Ubuntu 16.10 Yakkety Yak on PPC64LE向け、docker debファイルのビルドをサポート。 #28046
  • VMWare Photon OS向け、RPMビルダを追加。 #24116
  • tgzのシェル補完を追加。 #27735
  • 中国のミラーを許可するようにインストールスクリプトを変更。 #27005
  • Ubuntu 16.10 Yakkety Yak向けのDEBビルダを追加。 #27993
  • Fedora 25向けのRPMビルダを追加。 #28222
  • make deb にaarch64のサポートを追加。 #27625

Distribution:配布の変更

  • 使用するnotaryを0.4.2にアップデート。 (changelogs here) #27074
    • windowsでコンピレーションをサポート。 docker/notary#970
    • クライアント認証エラーのエラーメッセージを改善。 docker/notary#972
    • ~/.docker/trust/private/root_keys あるいは ~/.docker/trust/private/tuf_keys 配下だけでなく、 ~/.docker/trust/private ディレクトリ以下すべてのキー探索をサポート。 docker/notary#981
    • 従前は、クライアントは更新のエラー時にはすべてキャッシュへフォールバックしていたが、今は、ネットワークエラーやサーバエラー、あるいはTUFデータが存在しない場合にだけそうなる。無効なTUFデータがあれば更新が失敗する - 例えばルートローテーションが無いような場合。 docker/notary#982
    • ルート検証とyubikeyデバッグロギングの改善。 docker/notary#858 docker/notary#891
    • ルートもしくは委譲先の証明書の期限切れが近い場合に警告する。 docker/notary#802
    • ロールのメタデータの期限切れが近い場合に警告する。 docker/notary#786
    • パスフレーズの探索試行回数カウントと端末検出の修正。 docker/notary#906
  • 異なるユーザが認証済みリポジトリに同じレイヤをpushした場合に、不要なblobアップロードを行わないようにする。 #26564
  • レジストリ認証設定に外部ストレージを許可。 #26354

Logging:ロギングの変更

  • 全てのロギングドライバでデフォルトのロギングタグの値を標準化。 #22911
  • 長いログ行のパフォーマンスとメモリ使用量を改善。 #22982
  • windowsでsyslogドライバを利用可能に。 #25736
  • Logentriesドライバを追加。 #27471
  • AWSログドライバでタグをサポート。 #27707
  • fluentdでUnixソケットをサポート。 #26088
  • Windowsでfluentdドライバを利用可能に。 #28189
  • journaldのフィールド名として使われた場合に、dockerラベルをサニタイズ。 #23725
  • docker logs --tail が想定より短い行を返却する場合の問題を修正。 #28203
  • Splunkドライバ:パフォーマンスと信頼性の改善。 #26207
  • Splunkドライバ:フォーマットと接続確認のスキップの設定。 #25786

Networking:ネットワークの変更

  • docker run がswarmモードのoverlayネットワークで動作する、 --attachable ネットワークのサポートを追加。 #25962
  • docker service create でオプション --publish を使用する、ホストポートのPublishModeをサポート。 #27917 and #28943
  • Windows server 2016でoverlayネットワークドライバをサポート。(ws2016アップデートが必須) #28182
  • デフォルトの FORWARD ポリシーを DROP へ変更。 #28257
  • windowsで定義済みネットワークに静的IPアドレスの指定をサポート。 #22208
  • docker run 時に、IPv6アドレスでフラグ --publish が動かない問題を修正。 #27860
  • inspect networkが表示するマスクとゲートウェイを修正。 #25564
  • ブリッジ内に複数のアドレスがあるとき、 --fixed-cidr のアドレスが正しくない問題を修正。 #26659
  • docker network inspect に生成タイムスタンプを追加。 #26130
  • swarm overlayネットワークで、 docker network inspect にピアノードを表示。 #28078
  • サービスのVIPアドレスにpingを可能に。 #28019

Plugins:プラグインの変更

  • 試験段階を過ぎたプラグインを移動。 #28226
  • docker plugin remove--force を追加。 #25096
  • プラグインの権限について動的な再ロードをサポート。 #22770
  • docker plugin ls にdescriptionを追加。 #25556
  • docker plugin inspect-f/--format を追加。 #25990
  • コマンド docker plugin create を追加。 #28164
  • TLSピア証明書のリクエストをオーソリゼーションプラグインへ送信。 #27383
  • swarmモードでグローバルスコープのネットワークとipamプラグインをサポート。 #27287
  • Split docker plugin install を2つのAPI /privileges/pull の呼び出しに分割。 #28963

Remote API (v1.25) & Client:リモートAPIとクライアントの変更

  • composeファイルでの docker stack deploy をサポート。 #27998
  • (試験的)チェックポイントとリストアを実装。 #22049
  • フラグ --formatdocker info に追加。 #23808
  • --namedocker volume create から削除。 #23830
  • docker stack ls を追加。 #23886
  • 新しいpsフィルタ is-task を追加。 #24411
  • フラグ --env-filedocker service create に追加。 #24844
  • --formatdocker stats に追加。 #24987
  • swarmモードの docker node ps のデフォルトを self に。 #25214
  • --groupdocker service create に追加。 #25317
  • --no-trunc を service/node/stack ps の出力に追加。 #25337
  • goクライアントがアタッチプロセスの一部としてコンテナログをリクエストできるように、Add Logs to ContainerAttachOptions にLogsを追加。 #26718
  • クライアントが古いサーバと通信できるように。 #27745
  • コンテナの削除が進行中の表示をクライアントサイドでユーザに通知。 #26074
  • Isolation を /info エンドポイントに追加。 #26255
  • userns を /info エンドポイントに追加。 #27840
  • サービスエンドポイントで、一度に1つより多いモードをリクエストすることを不許可に。 #26643
  • /containers/create APIに、大雑把で安全にマウントを指定する機能を追加。 #22373
  • フラグ --formatnetwork lsvolume ls に追加。 #23475
  • トップレベルのコマンド docker inspect で全ての種類のリソースをinspect可能に。 #23614
  • cpuリソースを制御するフラグ --cpusdocker rundocker create に追加。更に NanoCPUsHostConfig に追加。 #27958
  • docker rundocker create--entrypoint の解除を可能に。 #23718
  • 高い一貫性のために、コマンド docker imagedocker containerを追加し、CLIコマンドを再構成。 #26025
  • COMMAND 列を service ls の出力から削除。 #28029
  • --formatdocker events に追加。 #26268
  • docker node ps で複数ノードを指定可能に。 #26299
  • docker images の出力で小数点以下の桁数を2桁に制限。 #26303
  • --dns-optiondocker run に追加。 #28186
  • イメージIDをコンテナのコミットイベントに追加。 #28128
  • docker infoに外部バイナリのバージョンを追加。 #27955
  • Manager Addresses の情報を docker info に追加。 #28042
  • 新しい参照フィルタを docker images に追加。 #27872

Runtime:ランタイムの変更

  • リリース時に個別ビルドする代わりに、試験的な機能を有効にするデーモンフラグ --experimental を追加。 #27223
  • デーモンの終了前にコンテナをgracefullに停止する、デフォルトのタイムアウト(秒)を指定するデーモンフラグ --shutdown-timeout を追加。
  • 個別のコンテナを停止する際のタイムアウト(秒)を指定する --stop-timeout を追加。 #22566
  • $PATH からハードコードされた docker-proxy を使用する代わりに、ユーザーランドのプロキシを設定できる新しいデーモンフラグ --userland-proxy-path を追加。 #26882
  • PID 1 としてゾンビを引き受けるinitプロセス tini を使用するための真偽値フラグ --initdockerddocker run に追加。 #26061 #28037
  • docker-init バイナリのパスを設定できる、新しいデーモンフラグ --init-path を追加。 #26941
  • 設定でセキュアでないレジストリのライブリロードをサポート。 #22337
  • Windowsデーモンでstorage-optサイズをサポート。 #23391
  • クライアントからデーモンへ移動することで docker run --rm の信頼性を向上。 #20848
  • CONFIG_RT_GROUP_SCHED がカーネルで有効なとき、コンテナがリアルタイムスレッドを起動できるフラグ --cpu-rt-period--cpu-rt-runtime をサポート。 #23430
  • 並列なstop、pause、unpauseを許可。 #24761 / #26778
  • overlay2でXFSクオータを実装。 #24771
  • service tasks --filter での部分/完全フィルタの問題を修正。 #24850
  • ユーザ名前空間でエンジンを起動できるように。 #25672
  • devicemapper graphdriverを使用している際の、デバイスの遅延除去と再接続の競合を修正 #23497
  • Windowsで docker stats をサポート #25737
  • --userns=host--pid=host--net=host を可能に。 #25771
  • (試験的)containerimagedaemon の基本的な操作のメトリクス(プロメテウス)出力を追加。 #25820
  • NetworkDisabled=true 時の docker stats の問題を修正。 #25905
  • Windowsで docker top をサポート。 #25891
  • execされたプロセスのpidを記録する。 #27470
  • getent でユーザ/グループを検索可能に。 #27599
  • docker {container,image,volume,network} prune サブコマンド、更に新しいコマンド docker system とシステムリソースを管理するサブコマンド dfprune を追加。 #26108 #27525 / #27525
  • xfsのmax_retriesが0に設定されているとdevicemapperでENOSPCとなり、コンテナを停止あるいはキルできない問題を修正。 #26212
  • docker cp でdevicemapperを使用したCentOSでコンテナボリュームディレクトリのコピーに失敗する問題を修正。 #28047
  • overlay(2) graphdriverを昇格。 #27932
  • デフォルトをオーバーライドしてseccompプロファイルのパスを指定するデーモンフラグ --seccomp-profile を追加。 #26276
  • --default-ulimit がデーモンで設定されている場合の docker inspect のulimitsを修正。 #26405
  • 古いカーネルでビルド中に、overlayの問題を回避できるように。 #28138
  • docker exec -tTERM 環境変数を追加。 #26461
  • docker kill でコンテナの --stop-signal 設定を実行する。 #26464

Swarm Mode:Swarmモードの変更

  • シークレット管理を追加。 #27794
  • テンプレートサービスのオプションをサポート。(ホスト名、マウント、環境変数) #28025
  • docker service inspect --pretty の出力でエンドポイントのモードを表示 #26906
  • docker service ps の出力を、タスク名のサービスIDを短縮することで少しマシに。 #28088
  • docker node ps のデフォルトをカレントノードに。 #25214
  • --dns--dns-opt--dns-search をservice createに追加。 #27567
  • --forcedocker service update に追加。 #27596
  • フラグ --health-*--no-healthcheckdocker service createdocker service update に追加。 #27369
  • -qdocker service ps に追加。 #27654
  • docker service ls でグローバルサービスの数を表示。 #27710
  • フラグ --namedocker service update から削除。このフラグは docker service create でのみ機能するため、コマンド update から削除された。 #26988
  • 一時的なネットワークの問題からの復旧にワーカーノードが失敗するのを修正。 #26646
  • ヘルスチェックからのロードバランシングとDNレコードをサポート。 #27279
  • --hostnamedocker service create に追加。 #27857
  • --hostdocker service create に追加、更に --host-add--host-rmdocker service update に追加。 #28031
  • フラグ --ttydocker service createupdate に追加。 #28076
  • マネジャーから見えるノードのIPアドレスを自動検出し、保存し、公開する。 #27910
  • 保存されたマネジャーキーとRaftデータの暗号化。 #27967
  • フラグ --update-max-failure-ratio--update-monitor--rollbackdocker service update に追加。 #26421
  • コンテナ内で docker swarm init が起動している場合の、アドレスの自動検出の問題を修正。 #26457
  • (試験的)サービスのログを見るコマンドdocker service logs を追加。 #28089
  • docker service createupdate でダイジェストによりイメージを固定。 #28173
  • docker node rm --forcedocker swarm leave --force の短いフラグ( -f )を追加。 #28196
  • Raftのスナップショットをカスタマイズするオプションを追加。( --max-snapshots--snapshot-interval#27997
  • イメージがダイジェストで固定されている場合は、再Pullしない。 #28265
  • WindowsでSwarmモードをサポート。 #27838
  • サービスでホスト名の更新を可能に。 #28771
  • v2プラグインのサポート。 #29433
  • サービスのコンテントトラストを追加。 #29469

Volume:ボリュームの変更

  • ボリュームでラベルをサポート。 #21270
  • ラベルでボリュームをフィルタできるように。 #25628
  • docker volume rm に、削除済みボリュームのデータを強制的にパージするフラグ --force を追加。 #23436
  • docker volume inspect で、ボリューム作成時に使用したオプションを全て表示するように拡張。 #26671
  • ホスト名解決のための、ローカルNFSボリュームをサポート。 #27329

Security:セキュリティに関する変更

  • コンテナで共有するボリュームのselinuxラベリングを修正。 #23024
  • apparmorによる /sys/firmware/** へのアクセスを禁止。 #26618

DEPRECATION:廃止

  • コマンド docker daemon はdeprecatedとなった。デーモンは分離されたバイナリ( dockerd )となったため、これを代わりに使用すべきである。 #26834
  • バージョンのないAPIエンドポイントはdeprecatedとなった。 #28208
  • Ubuntu 15.10 (Wily Werewolf) をサポートプラットフォームから削除。Ubuntu 15.10はEOLのため、今後更新が行われない。 #27042
  • Fedora 22をサポートプラットフォームから削除。Fedora 22はEOLのため、今後更新が行われない。 #27432
  • Fedora 23サポートプラットフォームから削除。Fedora 23はEOLのため、今後更新が行われない。 #29455
  • docker pull の書式 repo:shortid はdeprecatedとなった。 #27207
  • overlayとoverlay2ストレージドライバの、 d_type 無しのファイルシステムはdeprecatedとなった。 #27433
  • Dockerfileの MAINTAINER はdeprecatedとなった。 #25466
  • エンドポイント /images/jsonfilter パラメータはdeprecatedとなった。 #27872
  • 重複したエンジンラベル設定はdeprecatedとなった。 #24533
  • NetworkSettings の"トップレベルの"ネットワーク情報はdeprecatedとなった。 #28437
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