はじめに
Alma Linux 9.0が出たので各種確認
参考:9.0 リリースノート Red Hat Enterprise Linux 9 | Red Hat Customer Portal
環境
WSL2上のDockerで
各種確認
# cat /etc/redhat-release
AlmaLinux release 9.0 (Emerald Puma)
# cat /etc/os-release
NAME="AlmaLinux"
VERSION="9.0 (Emerald Puma)"
ID="almalinux"
ID_LIKE="rhel centos fedora"
VERSION_ID="9.0"
PLATFORM_ID="platform:el9"
PRETTY_NAME="AlmaLinux 9.0 (Emerald Puma)"
ANSI_COLOR="0;34"
LOGO="fedora-logo-icon"
CPE_NAME="cpe:/o:almalinux:almalinux:9::baseos"
HOME_URL="https://almalinux.org/"
DOCUMENTATION_URL="https://wiki.almalinux.org/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.almalinux.org/"
ALMALINUX_MANTISBT_PROJECT="AlmaLinux-9"
ALMALINUX_MANTISBT_PROJECT_VERSION="9.0"
REDHAT_SUPPORT_PRODUCT="AlmaLinux"
REDHAT_SUPPORT_PRODUCT_VERSION="9.0"
CentOS Stream8でもそうだったけど、RHEL9.0時点でモジュールはない。
なので、AppStream個別のLife Cycleがどれにどのように設定されるかもまだ不明。
モジュールは、今後の RHEL 9 のマイナーリリースで利用できます。
from : 2.3. Modules Red Hat Enterprise Linux 9 | Red Hat Customer Portal
AppStream LifeCycleのページは8と9が統合された模様。(2022-06-05時点で日本語ページは未更新)
Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle - Red Hat Customer Portal
# dnf module list
Last metadata expiration check: 0:08:02 ago on Sun Jun 5 10:28:21 2022.
#
主要ソフトウェアへの言及抜粋
結局、どのバージョンが長期サポートに変化していくのか不透明なので手を出しにくい状態に感じる。
python
- 3.9はBaseOSリポジトリでOS EOLまでサポート
- 追加されるバージョンはAppStreamレポジトリで短いライフサイクル
- 複数バージョンを並行で導入可能
Python 3.9 が RHEL 9 におけるデフォルトの Python 実装にPython 3.9 は、BaseOS リポジトリーにあるモジュール以外の python3 RPM パッケージで配布され、通常はデフォルトでインストールされます。Python 3.9 は、RHEL 9 のライフサイクル全体で対応します。
追加バージョンの Python 3 は、AppStream リポジトリーを介してより短いライフサイクルで RPM パッケージとして配布され、並行してインストールできます。
Python 2 は RHEL 9 に同梱されていません。
Node.js
- 初版である16のライフサイクルはここれでは言及されず
- Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle - Red Hat Customer Portal では NodeJS 16 は 2024-04 でretire
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
Node.js 16 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のNode.jsバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
Ruby
- 初版である3.0のライフサイクルは言及されず(つまりOS EOLまではサポートされない可能性が高い??)
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
Ruby 3.0 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のRubyバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
Perl
- 初版である3.2のライフサイクルは言及されず(つまりOS EOLまではサポートされない可能性が高い??)
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
Perl 5.32 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のPerlバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
PHP
- 初版である8.0のライフサイクルは言及されず(つまりOS EOLまではサポートされない可能性が高い??)
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
PHP 8.0 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のPHPバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
nginx
- 初版である1.20のライフサイクルは言及されず(つまりOS EOLまではサポートされない可能性が高い??)
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
nginx 1.20 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のnginxバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
Varnish
- 初版である1.20のライフサイクルは言及されず
- でも追加バージョンについても言及もないのでUpstreamの動き次第というところだろうか
Varnish Cache 6 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。
Squid
- 初版である5のライフサイクルは言及されず
- でも追加バージョンについても言及もないのでUpstreamの動き次第というところだろうか
Squid 5 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。
MariaDB
- 初版である10.5のライフサイクルは言及されず(つまりOS EOLまではサポートされない可能性が高い??)
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
RHEL 9 は、MariaDB 10.5 を提供します。MariaDB 10.5 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のMariaDBバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
MySQL
- 初版である8.0のライフサイクルは言及されず
- でも追加バージョンについても言及もないのでUpstreamの動き次第というところだろうか
- Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle - Red Hat Customer Portal だとMySQL 8.0は2026-04でRetire
RHEL 9 には MySQL 8.0 が同梱されています。MySQL 8.0 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。
PostgreSQL
- 初版である13のライフサイクルは言及されず(つまりOS EOLまではサポートされない可能性が高い??)
- 追加されるバージョンはモジュールで提供され、短いライフサイクル
PostgreSQL 13 が RHEL 9 で利用可能PostgreSQL 13 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。追加のPostgreSQLバージョンは、RHEL 9 の今後のマイナーリリースで、ライフサイクルが短いモジュールとして提供されます。
Redis
- 初版である6のライフサイクルは言及されず
- でも追加バージョンについても言及もないのでUpstreamの動き次第というところだろうか
Redis 6 は、このアプリケーションストリームの初版で、RPM パッケージとして簡単にインストールできます。