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プラットフォームエンジニアリング:Azure上での安全なAIアプリ開発について考えてみる

Last updated at Posted at 2025-03-25

Azure上での安全なAIアプリ開発

最近ではチャットボットやデータ分析などのAI-agentがトレンドですが、プラットフォームエンジニアリングの観点でも、安全なAIアプリ開発のプラットフォーム提供は必要不可欠になってくるでしょう。
そこで突然ですが、Azure上での安全なAIアプリ開発について考察してみました。

AIアプリ開発の構成

Dev Boxを開発端末として、構成を考えてみました。
image.png

設計のポイント

項目 内容 備考
プライベートエンドポイント ・各AIサービスおよびStorage accountとACR、AIhubはプライベートエンドポイントでのみアクセス可(パブリックアクセスを無効) ・ACRについてプレミアムプランが必要
認証方法 ・Storage accountとACRはEntra ID認証
・各AIサービスはAPIキー

AIアプリ開発構成のテンプレート範囲

AIアプリ開発のプラットフォームは、テンプレートとして提供する必要があります。テンプレート範囲は次の通りです。
image.png

  • 事前払い出し
    • DevBox
    • プライベートエンドポイント用のサブネット

プラットフォーム設計によっては、いくつかのリソースを全開発チーム共通とすることもよいと思います。

  • 共通リソース例
    • Log analytics workspace(LAW)
      →運用効率やSentinel(SIEM)導入の観点からもログはなるべく集約したほうがよい
    • ACR
      →開発チーム間でのアプリ開発の知見共有の観点で、共通化もよい。しかし、コンテナイメージ内に直接機密情報を混入させない等、セキュアコーディングがより必要。

補足:AIアプリ開発の各機能改修に合わせたProject(AI hub)の活用

AIアプリ開発の各機能改修に合わせて、AI hubのprojectを活用すると、より効率的な開発が可能かと思います。
image.png
projectを作成すると、自動的にAI hubから各AIサービスの引継ぎとコンテナが作成されます。
マネージドIDの作成や各権限付与は別途行う必要があります。

参考文献

AzureSandbox
ランディング ゾーンとプラットフォーム エンジニアリング

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