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Redmineを3年間使い続けてお世話になったプラグインたち

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  • Redmineを3年間使い続けてお世話になったプラグインたち(全部、無償版)

<書かないこと>

  • Redmineの操作説明(インストール、操作方法など)
  • プラグインの操作説明(インストール、操作方法など)

<補足>

  • 利用当時(2016年夏頃まで)の状況によるものとなりますので、最新の情報については要再確認となります。(当時はなかったものが今はあるかもしれないし、逆も然り)

Redmineを3年間使い続けてお世話になったプラグインたち

※ 私が使っていたRedmineは、【Bitnami Redmine 3.1.1-1】となります。
(これまでのRedmine:2.3 → 2.6 → 3.1)

Redmine情報.png

※以下、1つずつピックアップしていきます。

clipboard_image_paste(Attach image from clipboard)

https://github.com/peclik/clipboard_image_paste
使用頻度:★★☆

クリップボードの画像を直接チケットに添付できるようになります。
スクリーンショットとかをファイル保存してからチケットに添付する手間が省略されるので楽になります。

easy_gantt(Easy Gantt)

https://www.easyredmine.com/redmine-gantt-plugin
使用頻度:★★☆

Redmineの元々のガントメニュー(参照専用)とは、別メニューにてガントチャートの編集が可能になります。

他のガントチャート系プラグインも候補にあがったのですが、無償で利用可能だったことと、ガント編集の最後に保存ボタンを押すことで最終コミットできることから決めました。(=ロールバック可能)
ガント編集には試行錯誤することが多かったので、都度自動保存されるようなプラグインだと、チケットの変更ログが過剰に増えてしまうため避けました。

progressive_projects_list(Progressive Projects List)

https://github.com/stgeneral/redmine-progressive-projects-list
使用頻度:★☆☆

プロジェクト一覧にて、プロジェクトごとの進捗率が表示されるようになります。
報告用途に使っていました。

redmine_absolute_dates(absolute_dates)

https://github.com/suer/redmine_absolute_dates
使用頻度:★★★

チケットの作成日や更新日を相対日付(●日前)でなく、絶対日付(yyyy/MM/dd)で表示できます。

redmine_agile(Agile)

https://www.redminecrm.com/projects/agile/pages/1
使用頻度:★★☆

かんばんを利用することができます。
運用のタスク管理として使っていました。

redmine_backlogs(Backlogs)

https://github.com/backlogs/redmine_backlogs
↓↓↓Redmine 3.xの場合は、「feature/redmine3」ブランチのものでないと動かないです。
https://github.com/backlogs/redmine_backlogs/tree/feature/redmine3
使用頻度:★★★

スクラム開発で一番お世話になったプラグイン。

これを入れてバックログ全体が俯瞰しやすくなったことで、今月は詰め込みすぎているからこの機能の対応は来月に回そうとか、チケットの優先順位付けを考えようといった会話をクライアントとやりやすくなりました。(「全部最優先」や「なるはやでよろしく」を撲滅しました)

redmine_banner(Banner)

https://github.com/akiko-pusu/redmine_banner
使用頻度:★★★

Redmineの画面上にお知らせを表示できます。
アイコン(情報・警告・エラー)+メッセージでユーザへのお知らせ表示ができ、表示時間も設定可能です。

Redmineの使い方に関するアナウンスに使っていました。
チケット作成時のケース別の推奨トラッカー(チケットテンプレート)のアナウンスなど。

redmine_checklists(Issues Checklist)

https://www.redminecrm.com/projects/checklist/pages/1
使用頻度:★★★

チケットにチェックリストを追加することができます。

元々は親子関係のチケットでタスク管理をしていたのですが、親チケットの説明に書く内容と子チケットの説明に書く内容が冗長になってしまい、次第にタイトルだけの子チケットを切る人が多くなってきたので、このチェックリストを使用して、タイトルだけの子チケットが量産されるのを止めました。

また、チケットの説明にやることの内容を書くだけでなく、チェックリストも併用しておくと、途中経過もどこまでやったかがすぐに理解しやすくなるので、かなり重宝していました。

redmine_code_review(Code Review)

https://bitbucket.org/haru_iida/redmine_code_review
使用頻度:★☆☆

コードレビューができるようになります。

GitHubなどのコードレビュー機能が備わっているバージョン管理ツールを使っているなら不要かもしれませんが、当時はSubversionを使っていたのでこれを入れました。

コードの行単位にレビューが可能で、レビューごとにチケットが切られるので、レビュー結果のその後の対応状況もわかりやすくなる反面、チケットが量産されてしまうのが、ちょっと悩ましかったです。

redmine_default_custom_query(Redmine Default Custom Query)

https://github.com/hidakatsuya/redmine_default_custom_query
使用頻度:★☆☆

チケット一覧のデフォルトのカスタムクエリを設定できます。

Redmineを参照でしか使わないような一部のユーザに対して、その人たちに必要な情報だけ初期表示されるように、デフォルトクエリを設定していました。

redmine_gantt_with_date(Gantt with date)

https://github.com/vividtone/redmine_gantt_with_date
使用頻度:★☆☆

ガントのヘッダーに日付を表示することができます。
Redmine3.2以降では同じ機能が実装されているので導入不要になります。

redmine_issue_templates(Issue Template)

https://github.com/akiko-pusu/redmine_issue_templates
使用頻度:★★★

チケットのテンプレートを作成することができます。

トラッカー別にデフォルトのテンプレートを設定することもできるので、Bannerプラグインでチケット作成時の推奨トラッカーを促しつつ、トラッカー別のデフォルトテンプレートをチケットに反映させることで、はじめてのチケット起票者に対しても書いてほしい内容をわかりやすく誘導されるように工夫していました。

redmine_issues_summary_graph(Redmine Issues Summary Graph)

https://github.com/suer/redmine_issues_summary_graph
使用頻度:★☆☆

時系列でチケットの open / close 数をグラフ表示できます。
報告用途に使っていました。

redmine_issues_tree(Redmine Issues Tree)

https://github.com/Loriowar/redmine_issues_tree
使用頻度:★★☆

チケット一覧画面でチケットの親子関係をツリー状に表示させることができます。

redmine_japanese_help(Redmine Japanese Help)

https://github.com/suer/redmine_japanese_help
使用頻度:★☆☆

ヘルプのリンク先をRedmine.JPに変更できます。

redmine_maintenance(Maintenance)

https://github.com/ameya86/redmine_maintenance
使用頻度:★★☆

Redmineのメンテナンス時に、システム管理者以外のログインや操作を規制することができます。
メンテナンスモード中は、メンテナンス用のメッセージがユーザに表示されます。

redmine_pivot_table(Redmine Pivot Table)

https://github.com/deecay/redmine_pivot_table
使用頻度:★☆☆

ピボット集計ができるようになります。
報告用途に使っていました。

redmine_slack(Slack chat plugin)

https://github.com/sciyoshi/redmine-slack
使用頻度:★★★

チケットの作成や更新情報などをSlackに通知することができます。

redmine_wiki_extensions(Wiki Extensions)

https://bitbucket.org/haru_iida/redmine_wiki_extensions
使用頻度:★★☆

Redmineのwikiを拡張するプラグインです。

redmine_wiki_lists(Wiki Lists)

https://github.com/tkusukawa/redmine_wiki_lists
使用頻度:★☆☆

Redmineのwikiやチケットにチケット一覧を表示するマクロプラグインです。
報告用途に使っていました。

redmine_work_time(Work Time)

https://bitbucket.org/tkusukawa/redmine_work_time
使用頻度:★★★

工数管理を行うなら絶対に外せないプラグイン。
日毎の工数入力や月毎の工数集計ができます。

日毎の工数入力では、自分の担当したチケットが表示されるので、1日の終わりに時間を入力して(必要に応じてコメント入れて)、更新ボタンを押すだけといった1画面内でのシンプル操作で完結できたのが、とてもありがたかったです。

sidebar_hide(Hide Sidebar)

https://github.com/bdemirkir/sidebar_hide
使用頻度:★★★

Redmineのサイドメニューについて、表示/非表示の切り替えが可能になります。
基本的には非表示にしておいてメインコンテンツを見やすくしておき、必要な時だけ表示させるように使っていました。
 

以上、プラグインの紹介でした。

これを書いた背景

  • 自分の所属するチームでRedmineを使い始めてから、3年以上経過したので区切りとして。
  • 開発も運用も改善も最終的にうまくいった結果、人が減っていき、一人チームになってしまったので。
  • 大きな力が働き、チーム統合&Redmine→JIRAへの変更が全体統一方針になったため。

 →ありがとうの気持ちをこめて書きました。

※いつか別の現場にいった未来の自分が、これを見て参考にしたいと思います。
※今回は最終的に残っていたプラグインを紹介しましたが、Redmineのバージョンアップに追いつかずに、途中で断念したプラグインたちにもひとしく感謝を。

あとがき&ふりかえり

  • プラグインを入れると実現したいことが叶います。一方で、Redmine管理者の保守工数は増え、利用者には覚えてもらう操作が増えます。プラグインを入れるだけでなく、プラグインを削除することも時には大事だと思います。
     

  • 誰のためのプラグインなのかを考えることは重要です。経営層やマネジメント層の声の力は強いかもしれませんが、週1や月1でしか使われないような目的のためよりも、毎日Redmineを使っている現場の人の声を大事にしたほうがいろいろと幸せになれます。
     

  • 何のためのプラグインなのか、何のためのRedmineなのかを忘れてはいけません。Redmineを使い始める以前のやり方を堅持するために、さまざまなプラグインを駆使するのはオススメしません。可能ならば、人や業務にシステムを合わせるよりも、システムに人や業務を合わせることをオススメします。

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