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ESP32 devkitにobnizOSをインストールする方法

Last updated at Posted at 2021-07-30

obnizはobnizBoardのこと、と思われがちですが、実は自分の好きなデバイスをobniz化することができます。
obniz化することで、node.jsやブラウザからデバイスの制御ができるようになります。

今回はそのobniz化(obnizOSのインストール)をESP32 devkitCでやってみます。

準備

必要なもの

obniz_cliのインストール

obnizOSはobniz-cliというcliツールでインストールします。

obniz-cliはnode.jsのパッケージ管理サービスであるnpmにて配布されています。そのため、node.js/npmをPCにインストールする必要があります。

スクリーンショット 2021-07-08 17.12.53.png

npmよりobniz-cliをインストールします。

MacBook-Pro-5:~ kido$ npm install -g obniz-cli 

インストールできているかの確認は下記コマンドで、バージョンが表示されればOKです

MacBook-Pro-5:~ kido$ obniz-cli  --version
version 0.7.2

obniz.comのアカウントでログインします

MacBook-Pro-5:~ kido$ obniz-cli  signin
✔ Authenticated.
✔ Sign in as "koheikido@cambrianrobotics.com"
MacBook-Pro-5:~ kido$

自動でブラウザが開くので、認証ボタンを押してください

スクリーンショット 2021-07-08 17.50.10.png

シンプルなテキストの画面がでたら完了です

スクリーンショット 2021-07-08 17.50.15.png

ターミナルに戻るとこういう表示になっています。

MacBook-Pro-5:~ kido$ obniz-cli  signin
✔ Authenticated.
✔ Sign in as "koheikido@cambrianrobotics.com"

書き込み

ESP32 devkitCをPCにつなぎます。
IMG_4139.jpg

つないだdevkitCがPCに認識されているか確認しましょう

MacBook-Pro-5:~ kido$ ls /dev/tty.*
/dev/tty.Bluetooth-Incoming-Port    /dev/tty.SLAB_USBtoUART
/dev/tty.MALS                       /dev/tty.SOC
/dev/tty.SE03-serialport-1          /dev/tty.usbserial-14410

デバイスを抜き差しして何度か試し、つないでいるときだけ出てきた項目がdevkitCです。
自分の場合は/dev/tty.SLAB_USBtoUARTでした

obnizOSを書き込みます

obniz-cli os:flash-create --hardware esp32w

どのデバイスかを聞かれるので選択します
スクリーンショット 2021-07-08 18.05.29.png

しばらく待っていると、書き込みが完了します

スクリーンショット 2021-07-08 18.05.55.png

無事に成功したら、obniz.comの開発者コンソール内にもデバイスができていることを確認します
スクリーンショット 2021-07-08 18.06.50.png

obnizOSのwifi設定

PCにせっかくデバイスを繋いでいるので、そのままwifiの設定もしてしまいましょう。
※PCに繋がなくとも、スマホからwifiの設定も可能です

MacBook-Pro-5:~ kido$ screen /dev/tty.SLAB_USBtoUART 115200

もしくは

MacBook-Pro-5:~ kido$ miniterm.py /dev/tty.SLAB_USBtoUART 115200

で接続します。シリアル通信のツールは screen / miniterm / cu など色々あるのでお好みで。(Arduino シリアルモニタなどのGUIツールでも大丈夫です。)

自動でWiFiスキャンし、どれに接続するかを聞いてきますので、指示に従って入力します。

rst:0xc (SW_CPU_RESET),boot:0x13 (SPI_FAST_FLASH_BOOT)
configsip: 0, SPIWP:0xee
clk_drv:0x00,q_drv:0x00,d_drv:0x00,cs0_drv:0x00,hd_drv:0x00,wp_drv:0x00
mode:DIO, clock div:2
load:0x3fff0018,len:4
load:0x3fff001c,len:664
load:0x40078000,len:9056
ho 0 tail 12 room 4
load:0x40080400,len:5076
entry 0x40080638

obniz ver: 3.4.5
obniz id: 54969624
WirelessLAN MAC Address: 3C71BF9A1374
WiredLAN MAC Address: 3C71BF9A1377
Press 's' to setting mode
Input char >>

Wi-Fi Scanning...

obniz is now AccessPoint. Access Below
 SSID: obniz-54969624
 open the page http://192.168.0.1/ from browser


--- Nearby SSID List ---
   ID : SSID
-   0 : wicket_home
-   1 : TP-Link_E3F9
.
.
.

-  16 : -- Other Network --



Enter SSID-Pass
--- Select SSID Number ---
Input number >> 0
--- Password ---
Input text >>

--- select Network ---
0:DHCP(default)
1:Static IP
Input number >>

--- Proxy Setting ---
0:Proxy disable(default)
1:Proxy enable
Input number >>
Wi-Fi Connecting SSID: wicket_home
Connecting Cloud
Online

最後に onlineと出ればOKです

クラウド上からもonlineが確認できます

スクリーンショット 2021-07-08 18.46.03.png

これですべて完了です。
ESP32 DevkitCをobniz Deviceとして動かす 準備が整いました。

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