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あなたのPHPが変わる!SAPI導入ガイド

Last updated at Posted at 2024-05-17

コード分析システム - Zend・Engine

概要

  • Zend EngineはPHPのインタプリタ(レジスタマシンベースの仮想機械)である。
  • PHP Licenseに類似したZend Engine Licenseが適用される自由なソフトウェア。
  • The PHP Groupによって開発・公開されている。

歴史

  • PHPはラスマス・ラードフが開発し、PHP **2(PHP/FI)**までほぼ1人で開発を行っていた。
  • PHP 3を作るにあたり、アンディ・ガトマンズゼーブ・スラスキーが構文解析部の開発に参加。
  • PHP 4でパーサが完全に作り直され、Zend Engineと名付けられた。
  • ゼンド・テクノロジーズを創業し、PHPをベースとしたWebアプリケーションの開発を行っている。

機能

  • PHP 3以前: 実行のたびにソースコードを翻訳し実行。
  • Zend Engine: ファイル単位で中間表現へ翻訳し実行、速度向上。
  • モジュール化、API公開により第三者がPHP向けの拡張モジュールを開発可能。

バージョン

  • Zend Engineのバージョン番号はPHPと連動。
  • PHP 4.x系: Version 1.x
  • PHP 5.x系: Version 2.x
  • PHP 7.x系: Version 3.x
  • PHP 8.x系: Version 4.x

Zend Engine 2

  • PHP 5に搭載。
  • カプセル化、抽象クラス、例外処理などのオブジェクト指向プログラミング関連の機能強化。

SAPI - (WEB - PHP間のインターフェース)

概要

  • WEB上でPHPを扱う際のインターフェース(Speech Application Programming Interface)
  • Windowsアプリケーションで音声認識や音声合成を使うために、マイクロソフトが開発したAPI。
  • 様々なバージョンが存在し、Speech SDKの一部として出荷されたもの、Windows OSの一部としてリリースされたものがある。
  • SAPIを使用した主なアプリケーション: Microsoft Office、Microsoft Agent、Microsoft Speech Server。

機能

  • 各バージョンは、音声合成/認識機能を使用するための標準インタフェースを提供。
  • サードパーティがSAPI対応の音声認識エンジンや音声合成エンジンを開発可能。
  • マイクロソフト提供のエンジンの代替として使用可能。

再配布

  • Speech APIは自由に再配布可能なコンポーネント。
  • 音声認識/合成エンジンの多くも自由に再配布可能。

SAPIのバージョン

  • SAPIには2つのファミリがある。

⇒ バージョン1から4

  • 互いに類似、新機能が追加。

⇒ SAPI 5(2000年リリース)

  • 従来のバージョンと全く異なるインタフェース。
  • 基本アーキテクチャSAPIバージョン1から4アプリケーションは直接エンジンとやり取りできる。
  • 抽象「インタフェース定義」が含まれ、単純化された高レベルのオブジェクトも使用可能。

SAPI 5

  • アプリケーションとエンジンは直接やり取りできない。
  • 両者はランタイムコンポーネント(sapi.dll)とやり取りする。
  • アプリケーション向けAPIとエンジン向けインタフェースがsapi.dllに実装。

SAPI 5の機能

  • 認識文法のロード、認識開始、合成すべき文の提供などにAPIを使用。
  • sapi.dllはコマンドを解釈し、必要に応じてエンジンインタフェースを通してエンジンを呼び出す。
  • エンジンからdllを経由してアプリケーションにイベントが通知されることもある。

Speech SDKの構成

  • コンポーネントAPI定義ファイル(MIDL、C/C++用ヘッダファイル)
  • ランタイムコンポーネント(sapi.dll)
  • コントロールパネル・アプレット(デフォルトの音声認識/音声合成エンジンを選択/設定)
  • 各種言語用の音声合成エンジン
  • 各種言語用の音声認識エンジン
  • 再配布可能コンポーネント(エンジンとランタイム)
  • サンプルコード(アプリケーションとエンジンのサンプルコード)

PEAR - フレームワーク・リポジトリ(PHP)

概要

  • PEAR (PHP Extension and Application Repository) は、PHPプログラミング言語のためのフレームワークおよびリポジトリです。
  • PEARはPHP開発者が再利用可能なコードを簡単に共有、配布、インストール、管理するための標準化されたシステムを提供します。

主な特徴

パッケージ管理

  • PEARは、PHPコードをパッケージとして提供し、依存関係管理、インストール、アップデートを容易にします。
  • コマンドラインツールpearを使用してパッケージの検索、インストール、アップデートが可能。

再利用可能なコンポーネント

  • PEARには、広範な再利用可能なコンポーネントが含まれており、これを利用することで開発速度の向上とコードの品質向上が期待できます。
  • 例として、データベース抽象化レイヤ、メール処理ライブラリ、認証システムなどがあります。

コーディング規約

  • PEARはコーディングスタイルガイドラインを提供し、これに従うことで一貫性のあるコードベースを維持できます。
  • 標準的なコーディングスタイルにより、他の開発者との協働が容易になります。

ドキュメントとサポート

  • 各パッケージには詳細なドキュメントが付属しており、インストール方法、使用方法、APIリファレンスが含まれます。
  • 開発者コミュニティやメーリングリスト、フォーラムを通じてサポートを受けることが可能です。

代表的なパッケージ

DB

  • データベース抽象化レイヤ。複数のデータベースシステムを統一的に扱うことができます。

Mail

  • メール送信および処理のためのライブラリ。
  • SMTP、IMAP、POP3に対応。

Auth

  • 認証システムのためのライブラリ。
  • ユーザー認証を簡単に実装可能。

コーディング規則 - PHP

インデントと行の長さ

  • コードブロックはスペース4つでインデント。
  • 行の長さは80文字以内に制限。

制御構造

  • 制御構造には1TBS(One True Brace Style)を使用。
  • 開き中括弧は制御文と同じ行に配置。
  • 閉じ中括弧は新しい行に配置。

関数呼び出し

  • 関数名と開き括弧の間にスペースを入れない。
  • 引数はカンマの後に1つのスペースを挿入。

クラス定義

  • クラス名はキャメルケースを使用。
  • クラス名は大文字で始める。
  • 開き中括弧はクラス名と同じ行に配置。
  • 閉じ中括弧は新しい行に配置。

関数定義

  • 関数名はキャメルケースを使用。
  • 開き中括弧は関数名と同じ行に配置。
  • 閉じ中括弧は新しい行に配置。
  • パラメータと戻り値の型はDocblockで記述。

配列

  • 短い配列構文([])を使用。
  • 配列の値は読みやすいように整列。
  • 複数行の配列にはトレーリングカンマを使用。

コメント

  • 短いコメントにはシングルラインコメント(//)を使用。
  • 長い説明にはマルチラインコメント(`/* ... */)を使用。
  • クラス、メソッド、関数のドキュメントにはDocblock(`/** ... */)を使用。

コードのインクルード

  • ファイルのインクルードにはinclude_onceまたはrequire_onceを使用。
  • ファイルパスはルートディレクトリを基準に指定。

PHPコードタグ

  • PHPコードには<?php ... ?>タグを使用。
  • 互換性のためにショートタグ(<? ... ?>)は避ける。

ヘッダコメント

  • ブロック各ファイルの先頭にファイルレベルのDocblockを含める。
  • ファイルの目的、作成者、ライセンス情報を記載。

SVNの使用

  • SVNコミットガイドラインに従う。
  • 意味のあるコミットメッセージを含める。
  • コード変更をコミットメッセージに記録。

URLの例

  • コメントに参考となるURLを提供。
  • URLが最新で関連性があることを確認。

名前付け規約

  • 変数と関数にはキャメルケースを使用。
  • 定数には大文字を使用。
  • 意味のある名前を使用して目的を伝える。

ファイル形式

  • すべてのファイルはUTF-8エンコードを使用。
  • ファイルの末尾に改行文字を含める。

E_STRICT対応コード

  • E_STRICT標準に準拠するコードを書く。
  • コードが将来のPHPバージョンと互換性があることを確認。

エラーハンドリングガイドライン

  • エラーハンドリングには例外を使用。
  • 期待される例外をDocblockに記載。
  • エラーを抑制するために@を使用しない。

ベストプラクティス

  • DRY原則(Don't Repeat Yourself)に従う。
  • 重要なコードには単体テストを書く。
  • すべてのプロジェクトにバージョン管理を使用。

サンプルファイル(Docblockコメント標準を含む)

  • コーディング規約を示すサンプルファイルを含む。
  • クラス、メソッド、関数のDocblockコメントの例を提供。

PEARツールボックス

  • PEARコーディング規約を参考にする。
  • パッケージ管理と配布にPEARツールを活用。

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