Viteとは
Vite(ヴィート)とは、Vue.jsの生みの親でもあるEvan Youさんによって開発されたフロントエンド開発のビルドツールです。
開発サーバーや、ビルド速度が高速であるなどの特徴があり、Webpackに代わるJavaScriptモジュールバンドラーとして注目を集めています。
環境変数を定義
Viteでは、プロジェクトのルートディレクトリに .env
ファイルを作成することで、環境変数を設定することができます。
重要なルールとして、定義する環境変数には VITE_
というプレフィックスを付与する必要があります。
.env
VITE_API_URL=https://example.com/api
アプリケーションから環境変数を参照する際には、import.meta.env.環境変数名
という具合に参照します。
const apiUrl = import.meta.env.VITE_API_URL;
console.log(apiUrl); // https://example.com/api
環境変数の型を定義
Viteでは、src/
ディレクトリ配下に vite-env.d.ts
というファイルを定義することで、環境変数に型を付与することができます。
これにより型補完と型チェックが有効になります。
src/vite-env.d.ts
/// <reference types="vite/client" />
interface ImportMetaEnv {
readonly VITE_API_URL: string;
// ...ここに追加していく
}
interface ImportMeta {
readonly env: ImportMetaEnv
}