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Google Cloud日本語8資格を63日で制覇した話

Last updated at Posted at 2023-08-21

はじめに

こんにちは。国内SIerに勤める、アラフィフエンジニアです。
先日、Google Cloud全11資格のうち、日本語対応の8資格を勉強期間63日で制覇しました。
英語アレルギーのため残り3資格は受かる気がしないので日本語対応を待つとして、
試験勉強のコツなど知見を書いてみようと思います。

<2023/8/25追記>
日本語制覇!! と思っていたら
Professional Cloud DevOps Engineerが日本語対応されたようです。
攻略のため早速勉強を始めたいと思います。

<2023/8/31追記>
落ちたーーー。。。
早速DevOps予約して受験しましたが、見事に不合格。財布に痛恨の一撃です。
udemy海外問題集をやりこんで臨みましたが、予想と異なる出題傾向・難度でした。問題集を選び間違えたか、日本語対応のタイミングで見直しが入ったのか??
腰を据えて勉強が必要そうなので、ゆっくり準備しながら攻略していこうと思います。

経歴

国内SIerで20年ちょい勤めています。新卒入社時はオフコンのPGスタート。
5年目で上流工程SE、10年目でプロジェクト管理PMO へとクラスチェンジしてきました。
ここ10年はデスクワーク中心でしたが、2年前に未経験のインフラ部署へ異動。
インフラ知識習得のため「学び直し」でAWSの勉強を開始。本題までの戦績は以下の通り。

  • 2022年07月 :「学び直し」でAWS認定の勉強を開始
  • 2022年12月 :AWS認定12資格を制覇
  • 2023年04月 :2023 Japan AWS All Certifications Engineers 受賞

Google Cloud勉強開始

本題のGoogle Cloud資格の話です。

  • 経緯
    AWSの勉強を進めるうちに「勉強⇒試験」のプロセスが楽しくなり、12個取る頃には試験をゲーム感覚で楽しむようになっていました。すべて取り切った後は休日にやることが思いつかず、ヒマを持て余してしまいました。
    という訳で、次の目標をGoogle Cloudに定めチャレンジを開始しました。

  • Google Cloudを選んだ理由
    Google Cloudはマルチクラウドを見据えて「クラウド二刀流エンジニア」育成を掲げています。研修でGoogle Cloudに触れた際、「カジュアル」「スモールスタート」という印象を持ち、BigQueryに代表されるデータ分析分野に強みがあるのも面白いと感じていました。
    引き出しの種類を増やす意図から、AWSとは異なるベクトルで尖った特徴を持ったGoogle Cloudを選択しました。

  • Google Cloud戦績
    4月14日から勉強を始め、途中仕事のため中断期間を挟みながら
    4か月間、合計63日の勉強期間で日本語8資格を攻略しました。詳細は以下の通りです。

日付 資格 試験結果
2023年04月14日 Google Cloud勉強開始
2023年04月16日 Associate Cloud Engineer 合格
2023年04月22日 Professional Cloud Architect 合格
2023年04月28日 Professional Cloud Security Engineer 合格
2023年05月02日 Professional Data Engineer 合格
2023年05月05日 Professional Google Workspace Administrator 不合格

ここまでの勉強期間は21日。調子よく進捗してましたが初めての不合格。
GW明けから仕事が忙しくなり、チャレンジは一時中断。

日付 資格 試験結果
2023年06月29日 勉強再開
2023年07月07日 Professional Google Workspace Administrator 合格
2023年07月17日 Cloud Digital Leader 合格
2023年07月31日 Professional Cloud Developer 合格
2023年08月10日 Professional Cloud Network Engineer 合格

仕事が落ち着いた6月29日からチャレンジを再開。
再開後の勉強期間は42日。合計63日で日本語8資格制覇に成功しました!!

ここから先はGoogleCloud資格試験の概要、勉強法などのTipsを書いていきたいと思います。

試験概要

  • 試験フォーマット

    • 試験センター / オンライン試験 の選択可能
    • 試験時間90分~2時間
    • 問題数50~60問 4~5択の選択問題(複数選択あり)
    • 合格ライン:非公開(巷では70%程度と言われています)
  • 出題傾向
    Google Cloudの試験問題は、AWSに比べてとっつき易いというのが私個人の印象です。

    • AWSと同じ選択問題ですが、問題文が簡潔で、各選択肢が異なるベクトルに向いていることが多く、回答を絞り込みやすかったです。
    • 問題集と類似の出題が比較的多かった印象です。問題集を丁寧にやり込むことで十分合格ラインにたどり着けると感じました。
  • おススメの受験順序
    私の主観ベースですが以下の順序で受験すると、勉強が進めやすいと思います。
    ①Associate Cloud Engineer
     GoogleCloudの基礎を学ぶことができます。
     Cloud Digital Leaderは非技術職も対象としており、「クラウドとは・・」から始まるので
     スキップしてAssociate Cloud Engineerスタートでよいと思います。
    ②Professional Cloud Architect
     Associate Cloud Engineerの延長でGoogle Cloudクラウド全般を学ぶことができます。
     ここで全体像を押さえて各種専門分野に進んでいくとよいです。
    ③Professional Cloud Security Engineer
     専門分野のうちセキュリティを最初に受けることをおススメします。
     セキュリティはGoogle Cloud全般に関連し、他の試験でも関連問題が多数出てきます。
     最初にセキュリティを押さえることで後続を早く理解することができたと思います。
    ④Professional Google Workspace Administrator 以外の試験
     Workspace Administrator以外は皆さんの好み順番で問題ないと思います。
     この資格はGmailなどの旧Gsuiteアプリ管理が試験範囲なのですが、
     Google Cloud本体とは関連性が低いため、最後にするが無難です。
     ※Workspace Administratorだけデジタルバッチのデザインが違うとこからも方向性の違いが見て取れます。

勉強方法

  • 学習教材
    問題集の反復で勉強を進めました。Google Cloudは紙の参考書がほとんどないため、udemy問題集を学習教材にしました。udemyでもProfessional Cloud Architectぐらいまでは日本語教材がありますが、それ以降は英語教材しかないので、Chromeの翻訳機能を使って勉強を進めました。Chromeの翻訳精度は高く、勉強の支障になることはありませんでした。

  • 問題集の選び方

    • udemyでは多数の教材がラインナップされてますが、最終更新時期が新しく、評価の★が多い教材をいくつかピックアップして購入します。
    • 購入後、問題集の文章の正確さ、解説の丁寧さを確認します。日本語教材は英語原文を翻訳して作成しているようで、中にはChrome以下の翻訳精度だったり、解説がまったくない場合もあるので、自分で納得できる品質の問題集を選びましょう。(唯一の黒星は問題集選定ミスが原因でした。)
      udemyは30日間返品可能なので、低品質の問題集は返品してしまいましょう。
  • 勉強の進め方
    AWSでクラウド基礎知識は学びましが、Google Cloudはほとんど触ったことがありません。ゼロから問題集を進めても時間とストレスばかりなので、以下の工夫をしながら進めました。

    • udemy問題集をスタートしたら1回目は問題を解かずに「終了」をします。何も解いていないので0点ですが、試験結果で表示される答えと解説を読み込んで内容を覚えていきます。
    • AWSとGoogle Cloudで類似した機能は、AWSに読み替えながら理解します。Google Cloud提供の比較表を参考にするとよいです。
      比較表:AWS や Azure サービスと Google Cloud を比較する
    • ネットワーク構成など大きな差異がある箇所は、差異を整理して理解するようにします。
    • 1回目を読み込んで理解できたら、2回目以降は通常通り問題を解いて周回していきます。だいたい85%程度の正解率を仕上がりのメドに設定して周回をします。
    • 勉強時間は平日2時間、休日5時間で1~1.5週間。1資格あたり20時間~30時間くらいだったと思います。
  • 勉強のコツ
    勉強を進めるコツは、100%を目指さないことです。試験の合格点は70%程度と言われており、100点満点を取る必要はありません。勉強しても実務で使うとは限りませんし、実務ではGoogle先生、Chat-GPT先生に相談できます。
    理解できない機能があっても、勉強を進めるうちに「あぁ、そういえば」と後になって腹落ちすることもありますので「難しくて理解できないなぁ」と割り切って、頭の隅に置いておく程度でよいと思ってます。どうしても理解ができない問題は、問題文と答えをセットでそのまま覚えてしまうのが近道です。

  • モチベーション管理のコツ
    資格勉強は最初は楽しいものではありませんが、一度走り始めるとだんだんと楽しくなってきます。マラソン選手のランナーズハイのようですね。資格勉強ハイの状態をいかに継続するかがポイントです。

    • 短期決戦でスケジュールを組む
      長期計画はダレてしまい気持ちが続きません。短いスパンで試験を受けるよう計画しましょう。
    • 勉強を始める前に試験を予約する
      ゴールが決まると走らざるを得ません。ゴールが決まらないといつまでも着手しませんよね。(仕事と一緒です。)
    • 合格したら次の試験を予約をする
      一度休んでしまうとリスタートまで気持ちを作るのが大変です。最終目標の達成まで休まず走り続けましょう。

おわりに

まさか40代後半になって、ここまで勉強するとは思ってもいませんでした。体力・記憶力で無理が効かなくなり、勉強を続けるのは骨が折れますが、新しいことを知る喜びや、若手と同じ土俵で会話できる楽しさは得難いものだと思います。皆さんも学びを再開してみませんか?
私の経験が皆さんの学びの一助になれば幸いです。ありがとうございました。

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