Miniconda
軽量版Anacondaです。AnacondaにたくさんのライブラリやIDEなどが含まれているのに対し、MinicondaはcondaやPython, 必要最小限のライブラリに絞られています。
何がいいのか
Anacondaと比べて軽量
インストール時、Anacondaは諸々入っているため、数GBくらいになります。
その点Minicondaは必要最小限しか入っていないので数百MBで済みます。
condaが使える
condaはPythonのパッケージ管理と、Python自体のバージョン管理ができるツールです。
pipを使って環境構築をした場合、pip+pyenv
が必要になるところ、conda
だけで済みます。
特に、MacOSでPythonの環境構築はデフォルトのPythonとの兼ね合いで詰まりやすいので、condaだけでまかなえるのは楽です。
Minicondaって名前がかっこいい
pipよりもcondaの方がかっこいいし、AnacondaよりもMinicondaの方がかっこいいなと感じてます。響きだけの話です。
使い方
公式Minicondaサイトからhttps://docs.conda.io/en/latest/miniconda.html より、イントーラを使用してインストールします。
仮想環境を作る
condaを使って仮想環境を作成します。
conda create -n py36 python=3.6
conda activate py36
とすることで、Python3.6の仮想環境py36が作られ、activateでその環境へ切り替えることができます。
この時に、親切にもプロンプトの先頭に (py36)$
と環境名をつけてくれます。
不要な場合は、
conda config --set changeps1 False
source ~/.bash_profile
とすることで、.condarcに書き込まれ表示されなくなります。
仮想環境から抜けるには
conda deactivate
とすることでデフォルトのbaseに戻ります。
ライブラリの追加
ライブラリは以下のコマンドで追加できます。
conda install pandas
もし、デフォルトのチャンネルでライブラリが見つからない場合、 conda-forge
で探すのも1つの手です。
conda search -c conda-forge pixiedust
conda install -c conda-forge pixiedust
デフォルトで見つからないとpipを使いたくなりますが、condaとpipの併用はできるだけ避けたいところです。
conda-forge
でも見つからない場合は Anaconda Cloud を見てみるといいです。
参考
Anaconda公式インストールガイド https://conda.io/projects/conda/en/latest/user-guide/install/macos.html
Anaconda Cloud https://anaconda.org/