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あまり知られていないけど役に立つJavascript tipsAdvent Calendar 2012

Day 4

XMLHttpRequest Level2で異なるドメインへAjax通信する

Last updated at Posted at 2012-12-04

あまり知られていないけど役に立つJavascript tips Advent Calendar 2012 参加者リスト - Qiitaの順番が回ってきたので書こうと思います。

さてさて。今回はAjaxの基幹技術であるXMLHttpRequest(以降、XHR)のお話です。これを使って、別ドメインと通信する方法を書いてみます。

XMLHttpRequest

ご存じの通り、XHRを使うとサーバーとHTTP通信ができますね。この通信は同じドメイン内でしか利用できません。

ところがXMLHttpRequest Level2が実装されているブラウザを利用すると、別ドメインのサーバーと通信ができるようになります。

XHR Level2が実装されているブラウザ

XHR Level2が実装されているブラウザは下記の通りです。

  • Firefox
  • Chrome
  • Safari

IEとOperaはだめ?

IEは8以降であれば、IE独自の「XDomainRequest」を使うことにより別ドメインと通信が可能になります。何でまた独自なんだマイクロソフトさんや・・・。

Operaは・・・諦めましょう(´・ω・`)

使い方

XHR Level2が実装されているブラウザの場合、別ドメインと通信するのは非常に容易です。通常のAjax処理と同じようにするだけで利用できます。

jQueryで言うと、$.ajax({url:[ここを別ドメインのURLにするだけ]}); ですね。

IEの場合は特殊です。

var xdr = new XDomainRequest();
xdr.onload = function(){
	alert('Response:' +xdr.responseText);
};
xdr.onerror = function(){
	alert('エラーだよ');
};
xdr.onprogress = function(){};
xdr.open('POST', '送信先URL');
xdr.send({param1:'value1', param2:'value2'});

といった具合に記述します。特殊ですね。

注意点1

Chrome, Firefox, Safariは通常のXHRと同じくcookieの送信ができますが、IEだとできません。※もしかしてできる方法があるのかな・・・

注意点2

今回はjavascriptのお話なので深くは書きませんが、別ドメインと通信するには受信サーバー側の設定も必要です。サーバーでは特定のヘッダー(下記)を出力しなくてはなりません。※送信側のヘッダーじゃないよ!

PHPであれば、

header("Access-Control-Allow-Origin: *");  
header("Access-Control-Allow-Methods: GET");  

などのヘッダー出力が必要です。
サーバー側について詳しく知りたい方は、自分のブログ過去エントリーへどうぞ・・・。
Google App Engineでクロスドメイン通信 | Azrael

使いやすい

Safari、Chromeが動くということは、AndroidとiPhoneのブラウザで使えるということです。これは嬉しい。スマートフォン用のサイトを使う場合に活用するとVery Goodだと思いますw

まとめ

  • Safari, Chrome, Firefox・・・とIE8(ちょっと機能が限られますが)で使えるよ!
  • IE以外は通常のAjax処理でOKだよ!
  • javascriptだけじゃなく、サーバー側も手をいれないとダメだよ!

いかがでしたでしょうか。結構使いやすそうでしょう?是非これらを利用して、面白いアプリケーションを作ってください!

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