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autosshとsshポートフォワードでルータ内のマシンにアクセスする

Last updated at Posted at 2015-10-08

閉じたネットワークのAndroidにsshでアクセスしたい

仕事はAndroidを使ってフォトブースを作ってます。
物理的に(600kmも)遠く離れたところにあるフォトブースをなんとか管理しなければならないのです。
困ったことにフォトブースで使っているモバイルルータは外部からアクセスができません。
モバイルルータなので、固定IPなんてものもありません。

network1.png

ubuntuからサーバーにautosshでポートフォワードする

サーバ経由でsshをできるようにするには、sshコマンドで次のようにできます。

(ubuntu上で実行)
$ ssh www.server.com -R 13334:192.168.80.100:3334

でもsshコマンドだとネットワークが切れた時にアクセスできなくなるので、autosshコマンドを使います。

(ubuntu上で実行)
$ autossh photobooth@www.server.com -M 0 -C -N -f -R 13334:192.168.80.100:3334

これで一度サーバーにログインして、13334ポートにssh接続すれば、ルータ内にあるandroidにアクセスできるわけです。

(サーバー上で実行)
$ ssh -p 13334 admin@localhost

network2.png

いや、そもそもターゲット(今回の例ではAndroid)でautosshが動けば、それでOKなのですが、なんせAndroidなので、そんなコマンドは使えません。

もう一つsshポートフォワード

上記までだと、一度サーバにログインしなければならないので面倒です。
そこでlocalからserverでもsshポートフォワードをすることにします。
サーバー上では同じ13334ポートを指定しているので、localからのsshコマンドはそのままandroidまで転送されます。

(local上で実行)
$ ssh -L 3334:localhost:13334 -f -N maintenance@www.server.com

network3.png

最後はlocal上でsshをすればOKです。
androidに直接ログインしているように扱えます。

(local上で実行)
$ ssh -p 3334 admin@localhost

もちろんscpだって同じように使えます。

(local上で実行)
$ scp -P 3334 targetFile admin@localhost:/sdcard/

参考

ForwardAgentを使う

SSHコマンドでForwardAgentという機能を使うと、今回説明したような多段接続の際に便利です。
ForwardAgentとは、簡単にいえば、ssh-agentがインストールされて動いていれば、一度接続したことのあるマシンの場合に再度キーを指定しないで接続してくれます。
しかも多段接続の場合でも動いてくれます。

例えば、一度ログインしたことのあるマシンから、以下のようにすれば入れるはず。

$ ssh -A maintenance@www.server.com

多段接続の場合は -tオプションも併用してできます。

$ ssh -A maintenance@www.server.com -t ssh -p 13334 admin@localhost

ForwardAgentについてはssh-agentの基本を参照してください。

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