SparkInspectorとは
iOSアプリをデバッグしている時、私にとって必須ツールと言っていいのが、SparkInspectorです。
Spark Inspectorは、iOSアプリのUIをレイヤーごとに分解して、それぞれにどんな値が設定されているのか調べることができます。しかもリアルタイムで!
他人のプログラムをデバッグしたり、ハイブリッドアプリ用のプラグインを開発している時に重宝します。
Xcode7.3.1との不具合
Spark Inspectorを使うときは、メニューの[Product] -> [Inspect with Spark]
からアプリを実行します。
ところがXcode 7.3.1にアップグレードしてから、メニューに表示されなくなり、たいへん困っていました。
これを解決する方法を紹介しているページがあったので、要点だけ転載します。
1. DVTPlugInCompatibilityUUIDの取得
まずXcode 7.3.1
のDVTPlugInCompatibilityUUIDというのを取得しなければならないらしいです。
下記のコマンドで取得できます。
$ defaults read /Applications/Xcode.app/Contents/Info DVTPlugInCompatibilityUUID
Xcode 7.3.1のDVTPlugInCompatibilityUUIDは、以下のとおり。
ACA8656B-FEA8-4B6D-8E4A-93F4C95C362C
2. Info.plistに追加
このDVTPlugInCompatibilityUUIDをSpark InspectorのInfo.plistに追加します。
Spark Inspectorのプロジェクトファイルを開くには、まずSpark Inspectorを起動して、メニューの[Window] -> [Getting Started Instructions]
を開きます。
We’ve copied a plugin into Xcode’s plugins folder
と書いてある横に ">"マークがあるので、それをクリック。
プラグインのある場所がFinderで表示されます。
SparkInspectorXcodePlugin.xcplugin
を右クリックして、Show Package Contents
を選択します。
Info.plistファイルがあるので、ダブルクリックでファイルを開き、先ほどのDVTPlugInCompatibilityUUIDを追加して、保存します。
3. Xcodeを再起動
Xcodeを再起動すると、Xcodeが Bundleを読み込むかどうか尋ねるダイアログボックスを表示してきますので、Load Bundleを選択します。
そうすれば、メニューに表示されているはず!