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Service Gatewayを経由したOMCへのプライベート接続

Last updated at Posted at 2020-03-09

Cloud Agent/GatewayがPrivate IPでOracle Management Cloudにアクセスするためには、NAT Gateway、もしくは、Service Gatewayを経由したアクセスが必要になります。
今回は、各Cloud AgentがOMCにリージョン内のプライベートアクセスのみで通信するための構成例を紹介します。以下の図のように、GatewayがすべてのCloud Agentのアクセスのプロキシとなり、Service Gateway経由でOMCに情報をアップロードします。
image.png

※細かい話ですが、Cloud Agent/Gatewayのインストール処理は、内部的にIDCS認証 -> OMCアクセスという流れになります。Service Gatewayは同一リージョンのみしかサポートしていないので、Tokyoに作成したOMCが、TokyoのIDCSを使っているようであれば問題ありません。
テナントの時期によっては、IDCSがSydneyを使っている場合があります(OMCはTokyo, IDCSはSydney)。このデフォルトのIDCSを変更することはできないので、この構成になってしまう方は、IDCS認証用にNAT Gatewayが必要になります。IDCSがどちらで動作しているかは、OMCにアクセスする際に表示される認証URLのホスト名(idcs-xxx.identity.oraclecloud.com)をnslookupすると分かります。

VCN Wizardを使用した例

  • 仮想クラウド・ネットワーク -> Start VCN Wizardをクリック
    image.png

  • VCN with Internet Connectivityを選択
    image.png

  • VCN名を入力。CIDRはデフォルトをそのまま利用。次をクリックし作成
    image.png

  • 作成したVCNのセキュリティリストをクリック -> プライベートサブネット用のセキュリティリストを選択
    image.png

  • セキュリティ・リストに443ポートをの通信を許可する
    image.png

下記のOMC Gateway用のVMインスタンス作成へ

Service Gatewayを個別に設定する例

  • 仮想クラウド・ネットワーク -> サービス・ゲートウェイ -> サービス・ゲートウェイの作成をクリック
    image.png

  • All FRA Services In Oracle Services Networkを選択して作成
    image.png

  • ルート表 -> ルート表の作成をクリック
    image.png

  • 下記のように作成したサービス・ゲートウェイを割り当てる
    image.png

  • セキュリティ・リストに443ポートをの通信を許可する
    image.png

  • Service Gateway用のプライベート・サブネットの作成
    image.png

  • CIDRブロックは、自分の環境に合わせて、プライベートサブネットを指定。ルート表、セキュリティリストは作成したものを選択
    image.png

OMC Gateway用のVMインスタンス作成

  • 作成したサブネット、パブリックのIPは割り当てないを選択して作成する
    image.png

作成したコンピュートからOMCにHTTPS通信できるか確認する
Publid IPアドレスがないので直接作成したVMインスタンスにログインできない。他のインスタンスからPrivate IPでSSHログインする

[opc@omcgateway ~]$ wget https://omcホスト名

--2019-10-02 00:51:35--  https://omctest-orasejapan.omc.ocp.oraclecloud.com/
Resolving omc-orasejapan.omc.ocp.oraclecloud.com (omctest-orasejapan.omc.ocp.oraclecloud.com)... 147.154.134.178
Connecting to omc-orasejapan.omc.ocp.oraclecloud.com (omctest-orasejapan.omc.ocp.oraclecloud.com)|147.154.134.178|:443... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 302 Moved Temporarily
Location: https://idcs-91589ad55fa940b79bf9fce1dffc45fb.identity.oraclecloud.com/oauth2/v1/authorize?response_mode=form_post&respo

Gatewayのインストール

以下のリンクを参考にゲートウェイをインストールする
違いは、ダウンロードするのはクラウド・エージェントではなくゲートウェイ、agent.rspではなくgateway.rspに設定情報を追記する

OMC Cloud Agentのインストール - Linux編 -

Cloud Agentのインストール

Cloud AgentをGateway経由の構成でインストールする場合は、agent.rspの以下のパラメータに追記する

GATEWAY_HOST=Gatewayサーバ名
GATEWAY_PORT=4459

※Cloud Agentがインストール失敗する場合は、Gatewayまでのネットワーク設定を確認する。セキュリティリストが4459をインバウンド許可にしているか? GatewayサーバーのFirewallが4459をブロックしていないか等

Customer DCにあるCloud AgentからGatewayまでのVPNアクセスがつながらないとなったら、それぞれの経路のルートテーブル、セキュリティリスト、Firewall等の通信経路をPING等で切り分けしながら、落ち着いて見直しましょう。

Oracle Management Cloud関連の情報はこちら

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