LoginSignup
0
1

<Stack Monitoring②> Oracle Databaseを監視する

Last updated at Posted at 2023-04-20

オンプレミスやクラウド上のOracle Databaseを監視する方法として、OCIでは下記2つのサービスを使用することができます

Database Managementは、総合的なOracle Databaseのリソース・パフォーマンス監視サービスとして独立して提供され、今回紹介するStack Monitoringと同等のメトリック監視の機能も内包されています
一方でStack Monitoringは、Oracle Databaseに限らずOSやミドルウェア等のメトリックを幅広く監視するサービスとして提供され、Windows、SQL Server、Weblogicといった対象の監視も可能です

監視対象がOracle Databaseの場合、用途に応じて使い分けるのが良いかと思います
例えば、死活監視、CPU、Diskといったリソースの枯渇に対するアラート通知までというだけあればStack Monitoringのみ、DBのアクティブ・セッションやSQLレベルで詳細にパフォーマンス分析が必要ということであればDatabase Managementを使用等

ここでは、Stack MonitoringでOracle Databaseを監視する手順を紹介します

Oracle DatabaseのOSを監視

まず最初に、対象となるOracle Databaseのサーバーに管理エージェントをインストールことが必要。手順はこちらを参照

  • インストール完了後、OCIメニューから監視及び管理 -> 管理エージェント-> エージェントにある追加されたDBサーバーのエージェントを選択し、Stack Monitoringのプラグインをデプロイする
    image.png
    image.png

  • 有効化後しばらくすると、OCIメニューからAPM -> スタック・モニタリング -> 完全モニタリングにプロモートにDBサーバーのホストが表示されるので、プロモートを実行する
    image.png

  • プロモート実行後、スタック・モニタリング -> すべてのリソースに対象のDBサーバーのホストが表示されるようになり、CPUやメモリといった基本的なOSメトリックを参照できるようになる
    image.pngimage.png

Oracle Databaseインスタンスの監視

  • OCIメニューからAPM -> スタック・モニタリング -> リソース検出から新しいリソースの検出をクリックする。リソース・タイプをOracle Databaseを選択し下記を入力し検出を実行 (※MTAの場合はCDB)
    リソース名 -> 任意、管理サーバー・ホスト -> DBのホスト名
    ポート -> リスナーのポート、サービス名 -> リスニングしているサービス名
    プロトコル -> TCP、監視ユーザー名/パスワード (※特にこだわりがなければSYSTEMやSYS)
    image.png

  • 検出が成功すると、チャートからOracle Database用の39種類メトリックを参照することができる
    image.png
    image.png

  • PDBの場合は、リソース・タイプをプラガブルDBを選択し、先に作成しておいたCDBを指定する。PDBの場合も39種類のメトリックが参照できCDBとの違いはない
    image.png

これらのメトリックは、メトリック・エクスプローラーでも参照することができるので、しきい値を設定してアラートするということのも可能です。こちらを参照

まだまだサポート対象となるリソースが少ないStack Monitoringですが、随時新しいターゲットが追加されています。OCIリリース・ノートから最新のサポート状況を定期的にチェックしてみると良いかもしれません。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1