個人開発のWebアプリ**「まちかどルート」**。
驚いたことに5,000万円の交渉話が飛び込んできました。
【速報】
— 西村 治久(ハル) (@west2538) May 29, 2019
個人開発のアプリ #まちかどルート に5,000万円の買い手が現れました。これから交渉しますhttps://t.co/I47lB4Z8pL pic.twitter.com/uIF322UZS6
まだ交渉中ではありますが、ここに至る1年弱の所感をまとめたいと思いました。
RubyとRailsに入門して1年弱
プログラミングを学んだのは、40代でセミリタイア&山奥で隠居生活するようになってからというもの、新たなたしなみのひとつにしようと思ったのがきっかけです。
ソーシャルな隠居の、新たな“たしなみ”。プログラミングをはじめました
アイデアがどう生まれたか
世間と隔絶されずより一層ひととの関係性を高める自称 ソーシャルな隠居生活では、じぶんの時間がたくさん持てます。余白の時間に「あ、こんな機能を作ってみようかな」というアイデアがふと生まれやすいです。
アイデアとは、ひねり出すものではなく、それまで興味の赴くまま得てきた数多くのインプットと行動から余白の時間にふと思いつくものなのでしょうか。
よくローカル環境構築などと言いますが、ノートPC上だけでなく自身の環境構築も大事なんだと思いました。そういう意味ではじぶんの環境構築は恵まれていたかもしれません。
生活への変化
プログラミングをたしなみのひとつにしたおかげで、そうした余白の時間が充実したものになりました。
たとえばカフェなどで思いがけず待ち時間が長くなったとしても、ふとアイデアを思いついたらノートPCを開き、コードに落とし込みます。
いままで持て余していた時間が楽しいものとなりました。
どう学んできたか
書籍を読んだりスクールに通うということをしていません。ほとんどが必要に応じてインターネットで調べるという独学スタイルです。そのせいか基本的な知識がところどころ抜けているように思います。
反面、基本的な知識がないおかげなのか、参考文献をそのまま写すのではなく「もしかしてこんなふうに書けば動くのかな」という感じでコードを自由奔放に書き換えたりするんですけど、それが本当に動くとうれしいですね。いわゆる論理的思考が鍛えられているのでしょうか。
開発を続けられた理由
オープンソースのSNS「Mastodon」に触れていたことが大きかったと思います。だいぶお手本にさせていただきましたし、APIで連携することで個人開発の幅が広がりました。
Mastodonが日本に普及して2年。インスタンス運営と連携アプリの開発が楽しい
これから
5,000万円の交渉の成否はこれからのことなのでさておき、じぶんの生活を経済的というよりひととの関係性や精神的に豊かにするための趣味の個人開発ですから飽きるまで続けていこうと思います。
なによりも、スタートアップやエンジニア関係のつながりがこれまで以上に増えたことがうれしいです。やはりコミュニティとして日常的に学びあうことが、成長のスピードを加速させるんでしょうね。