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【永遠にWIP】Bash on Ubuntu on Windows の 環境整備等あれこれ Ver. 20170505

Last updated at Posted at 2017-04-07

はじめに

  • Bash on Ubuntu on Windowsの、Creators Updateでの強化点&新機能【Insiders Preview版】 - Build Insider
  • 上記記事を見ててBoWのインストール、アンインストールを繰り返したり、環境を作り直したりしまくったので、ここにメモを残しておく。
  • Versionは Windows 10 Pro ver 1703(Creators Update) 適用後です
  • 前述記事で「Bash on Ubuntu on Windows」をBoWと略していたので、この記事も同じように略していく
  • BoWの下にあるシステムを「Windows Subsystem for Linux (beta)」といいますが、これもこの記事内は「WSL」と表記します(一部題名とか除く)

Windows Subsystem for Linux (beta) の有効化

  • 「コントロールパネル>プログラムと機能>Windowsの機能の有効化または無効化」を選び
    • 「Windows Subsystem for Linux (beta)」を有効化しておく。これをしておかないと、BoWを入れる下地ができないので…
    • 最初の1回は、有効化と同時にBoWのインストールが走るはずです

BoW 自体 の インストール

  • powershell上で下記コマンドを実行(コマンドプロンプトでもいいかもしれない)
lxrun /install
  • インストール時にデフォルトユーザ名とそのパスワードの設定を求められるので適宜設定する。
  • 下記のようなログが出る
PS> lxrun /install
-- ベータ機能 --
これにより Windows に Ubuntu がインストールされます。Ubuntu は Canonical によって配布される製品であり、
次のサイトに示される条件に基づいてライセンスされています。
https://aka.ms/uowterms

続行するには、"y" を入力してください: y
Windows ストアからダウンロードしています... 100%
ファイル システムを展開しています。この処理には数分かかります...
Ubuntu のロケールを Windows のロケール (ja-JP) と一致するように設定しますか?
既定のロケールは en_US です。
続行するには、"y" を入力してください: y
既定の UNIX ユーザー アカウントを作成してください。ユーザー名は、Windows のユーザー名と一致する必要はありません。
詳細: https://aka.ms/wslusers を参照してください
新しい UNIX ユーザー名を入力してください: hoge
新しい UNIX パスワードを入力してください:
新しい UNIX パスワードを再入力してください:
passwd: password updated successfully
インストールが正常に終了しました
PS>

BoW環境整備系

  • BoW自体をインストールしたら、WinキーからBoWを立ち上げるか、コマンドプロンプト等から bash コマンドでログインして使用する。

ノンパス設定 sudo

  • 取りあえずはsudoのノンパスで使えるようにsudoers に追加する
sudo bash -c "echo \"[デフォルトユーザ名] ALL=(root) NOPASSWD: ALL\" >> /etc/sudoers.d/nonpass_sudo"
sudo chmod 0440 /etc/sudoers.d/nonpass_sudo
sudo visudo -c
  • 最後の sudo visudo -c にてエラーが出なければOK。壊れたらインストールからやり直し

git 導入

sudo apt-get install git -y
  • BoW for Creators update だとデフォルトで git 2.7.4 が入っている模様だが、後述の手順で必須になりそうなので念の為。

pyenvやrbenvを導入して言語環境を整える

  • ベースは Ubuntu 16.04 の為、python系やruby系のツールを利用しようとすると一部バージョン問題が出てきてしまう。その対処として pyenv rbenv を導入して補完していく。

pyenv の install

  • pyenvは pyenv-installer という公式インストールスクリプトが存在するので活用する
  • apt-getで入れている依存ライブラリは適当です。後から増減するかもしれません
sudo apt-get install -y gcc make openssl libssl-dev libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev
curl -L https://raw.githubusercontent.com/pyenv/pyenv-installer/master/bin/pyenv-installer | bash
vim ~/.bashrc
  • 下記を ~/.bashrc に追記する
PATH="$HOME/.pyenv/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
eval "$(pyenv virtualenv-init -)"
  • 設定が終わったら、実際に pyenv を動かしてみる
pyenv install 2.7.13
pyenv global 2.7.13

rbenvの install

  • rbenvも rbenv-installer という公式インストールスクリプトが存在するので活用する
  • apt-getで入れている依存ライブラリは適当です。後から増減するかもしれません
sudo apt-get install -y gcc make autoconf bison build-essential libssl-dev libyaml-dev libreadline6-dev zlib1g-dev libncurses5-dev libffi-dev libgdbm3 libgdbm-dev
curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-installer | bash
vim ~/.bashrc
  • 下記を ~/.bashrc に追記する
PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"
  • 設定が終わったら、実際に rbenv を動かしてみる
rbenv install 2.3.4
rbenv global 2.3.4
mkdir -p "$(rbenv root)/plugins"
git clone https://github.com/rkh/rbenv-update.git "$(rbenv root)/plugins/rbenv-update"

アプリケーション/ミドルウェアインストール

ansible

  • ansibleの動作にはpyenvとは別にどうやらシステム自体にもpythonが入っていることが必須の模様
    • 無いと 'MODULE FAILURE' といわれてこけました
  • アプリケーションのインストール後は pyenv rehash を忘れずに。
sudo apt-get install -y python
sudo apt-get install -y libffi-dev
pip install ansible
pyenv rehash
  • 確認コマンド
ansible all -i localhost, -c local -a 'uname -a'
                          
localhost | SUCCESS | rc=0 >>                                                                            
Linux xxxxx 4.4.0-43-Microsoft #1-Microsoft Wed Dec 31 14:42:53 PST 2014 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux  

nginx

  • ごく普通に。
sudo apt-get install nginx
sudo service start nginx

curl http://127.0.0.1/

mysql

  • ごく普通に…
sudo apt-get install mysql-server
sudo service mysql start

mysql -u root -p -h localhost

scala/sbt

  • scala は どこかの誰かさんがscalaインストールshをgistに上げていたので、そのまま使う
  • scala インストール前にjdkがいるようなので、インストールsh実行の前に入れておく
sudo apt-get install -y openjdk-9

curl -L https://gist.githubusercontent.com/DanielGGordon/160c32f42f233a4025ce33ee5f4a40f2/raw/3f85a9f5dcbfe5d86552f3ca495b420bc7e5e6d3/updateScalaVersion | sudo bash
  • sbt は公式に ubuntuでのインストール手順があるので従う
echo "deb https://dl.bintray.com/sbt/debian /" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/sbt.list
sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv 2EE0EA64E40A89B84B2DF73499E82A75642AC823
sudo apt-get update
sudo apt-get install sbt

jenkins

  • 公式にubuntuでのインストール方法が記述されているので従う
  • 多分、別途jdkいりますが、それは各自入れましょう
wget -q -O - https://pkg.jenkins.io/debian/jenkins-ci.org.key | sudo apt-key add -
sudo sh -c 'echo deb http://pkg.jenkins.io/debian-stable binary/ > /etc/apt/sources.list.d/jenkins.list'
sudo apt-get update
sudo apt-get install jenkins

sudo service jenkins start

curl http://127.0.0.1:8080/login

zsh

  • 普通にapt-getで入りはする。zshの設定は多種多様にわたるような上、自分自身zsh詳しくないので、その後の設定は他の方に任せます
sudo apt-get install -y zsh

その他BoW上で動作する/しない アプリケーションとか

  • apt経由で入れるdocker

    • インストール自体は成功して sudo service docker start が通ったように 見える が、実際は動いてなさそう
    • 素直にdocker for windowsへGoですかね…
  • ssh

    • リモートへのsshは普通に通る ssh -T git@github.com は普通に通りました
    • localhostへのsshはなぜか失敗する
      • sudo service ssh start してsshd上げても変わらず。何かあるんだろうか?
  • その他メジャーアプリ試されたいが、あまり興味なし

    • tmux、apache、postgresql、nodejs あたり?

BoW自体のアンインストール

  • powershell上で下記コマンドを実行(コマンドプロンプトでもいいかもしれない)
lxrun /uninstall /full
  • 下記のようなログが出る
PS> lxrun /uninstall /full
これにより Windows 上の Ubuntu がアンインストールされます。
Ubuntu 環境およびすべての変更内容、新しいアプリケーション、およびユーザー データが削除されます。
続行するには、"y" を入力してください: y
アンインストールしています...
PS>

所感

  • 「BoW自体を壊しても、WSL内のBoW自身の全消去→再構築だけで対応可能」 って実はものすごい事なのではないでしょうか

    • 「あー、ローカル環境汚くしたのできれいにしなきゃな…」というのが気軽にできるのはBoWやWSLの強みなのかなーと、要・構築スクリプトではあるのですが。
  • あと、MSの言い分をまともに受けるのであれば、「各ミドルウェアの導入手順」については「純粋なUbuntu 16.04のOS上」でもほぼ同じ手順で導入可能 な筈。実際、いくつかのインストール手順は「 Ubuntu上で実行されること前提のスクリプト 」を使ってインストールを行っています。

  • あとは WindowsアプリやIDE(IntelliJとか)との連携がどれだけスムーズ か、によってWSLやBoWの評価が変わりそうです。この辺は開発体験の向上や作業効率の向上に直結しますからね。その辺はまだ Beta 状態なので結論出すにはまだ早いんですが。

  • でもMacOSのTerminalから展開されるローカル環境に勝てるか?と言われると、微妙な感じは受けるので、マカーの皆さんはまだMacOSで頑張る でいいんじゃないかな!

参考記事まとめ

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