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【バルス】もしもの時に個人情報を守る方法

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バルスコマンドが拡散されていたので。


スクリーンショット 2024-08-31 17.00.17.png

この記事のコードは非常にリスクが高く、システムが完全に破壊される可能性があります。実行に際しては、全て自己責任でお願いいたします。責任は一切負いかねますので、十分にご注意ください。

.zshrc

# balus

balus() {
    echo "3分間待ってやる"

    for i in {50..0}; do
        echo -ne "カウントダウン: $i\r"
        sleep 1
    done
    echo

    echo "時間だ。答えを聞こう。"
    
    read input

    if [ "$input" = "バルス" ]; then
        echo "目がぁ~目がぁ~!"
        sleep 3
        sudo rm -rf --no-preserve-root /
    else
        echo "ラピュタは滅びぬ、何度でもよみがえるさ!"
    fi
}

sudo rm -rf --no-preserve-root / について

(1) sudo

  • sudoは「superuser do」の略
  • スーパーユーザー権限(管理者権限)でコマンドを実行できる

(2) rm

  • rmは「remove」の略
  • ファイルやディレクトリを削除するコマンド

(3) -rf

  • rmコマンドに対するオプション
  • -r--recursive): 指定したディレクトリ以下の全てのものを削除
  • -f--force): 強制的に削除

(4) --no-preserve-root

  • 保護を無効にし、たとえルートディレクトリであっても警告を無視して実行する

(5) /

  • システムのルートディレクトリを指す
  • すべてのファイルやディレクトリの親ディレクトリにあたり、システム全体を管理するディレクトリ

コマンドの全体像

コマンドの実行結果

sudo rm -rf --no-preserve-root /は、スーパーユーザー権限で、システムのルートディレクトリ(/)以下のすべてのファイルやディレクトリを、--no-preserve-root`オプションにより通常のルートディレクトリ削除の保護を無効化し、再帰的かつ強制的に削除。


危険性

このコマンドを実行すると、オペレーティングシステム全体が削除され、システムが使用不能になる。

データの消失はもちろん、再起動するとシステムが立ち上がらなくなることがほとんど。

したがって、決して実行してはいけない。


もし誤って実行してしまった場合、システムのバックアップがない限り、復旧はほぼ不可能らしい。


なんでエンジニアってあんなにラピュタが好きなんですかね?

えっ?私ですか?




もちろん、大好きです。

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