集中すること 強みを基盤とすること 世の中を大きく変える物であること
この記事は自分用の備忘録です。
EVM (Earned Value Management) とは
納期だけじゃなく、💰もきちんと管理しようね
シミュレーションしないと覚えられないので..
シミュレーションするための仮定
- 受注額: 100万円
- エンジニア単価: 4000円/時間
- 目標粗利: 30%(コスト70万円 利益30万)
- 工数: 1人月(約160時間)
- 半月後に進捗確認をする
目標達成するための計算(BAC)
- 総コスト
- 100万円 * 0.7 = 70万円
- 1人月の工数
- 160時間 * 4000円 = 64万円
- 外部コスト
- 70万円 - 64万円 = 6万円
総コスト内に1人月で十分おさまるので現実的である
PV(計画予算)
- 予算計画通り進んでいるか
- 開発開始から半月後に計測すると
- 70万円 * 0.5 = 35万円
- 開発開始から半月後に計測すると
EV(出来高)
- 実際にどれくらいの成果が得られているか
- 半月経って実際には40%しか達成できていなかった場合
- 70万円 * 0.4 = 28万円
- 28万円の価値しか生み出せていないということ
- 28万円使ったということではなく、あくまでアウトプット
- 28万円の価値しか生み出せていないということ
- 70万円 * 0.4 = 28万円
- 半月経って実際には40%しか達成できていなかった場合
AC(実際に発生したコスト)
- 成果に対してどれくらいのコストを使ったか
- 半月経っているので
- 80時間 * 4000円 = 32万円
- EV28万円に対してACが32万円
- 80時間 * 4000円 = 32万円
- 半月経っているので
BAC(完成時総予算)
- 最終的に全体でかかる予定のコスト
- 前もって計算している70万円のやつ
分析するぞー!
SV(スケジュール差異)
- SV = EV - PV
- SV = 28万円 - 35万円 = -7万円
- 計画より進捗が遅れている
- SV = 28万円 - 35万円 = -7万円
CV(コスト差異)
- CV = EV - AC
- CV = 28万円 - 32万円 = -4万円
- コストが計画より超過している
- CV = 28万円 - 32万円 = -4万円
SPI(スケジュール効率指数)
- SPI = EV / PV
- SPI = 28万円 / 35万円 = 0.8
- 計画より遅れている
- SPI = 28万円 / 35万円 = 0.8
CPI(コスト効率指数)
- CPI = EV / AC
- CPI = 28万円 / 32万円 = 0.875
- コスト効率が低く、コストがかかりすぎている
- CPI = 28万円 / 32万円 = 0.875
ETC(残作業コスト予測)
- ETC = (BAC - EV) / CPI
- ETC = (70万円 - 28万円) / 0.875 = 48万円
- 残りの作業に48万円必要
- 粗利下がるのを許容する?
- 業後キャッチアップでアウトプット効率を上げる?
- 残りの作業に48万円必要
- ETC = (70万円 - 28万円) / 0.875 = 48万円
EAC(完了時コスト予測)
- EAC = AC + ETC
- EAC = 32万円 + 48万円 = 80万円
- 最終的に80万円かかる見込み
- EAC = 32万円 + 48万円 = 80万円
VAC(完了時コスト差異)
- VAC = BAC - EAC
- VAC = 70万円 - 80万円 = -10万円
- 予算を10万円超過する見込み
- VAC = 70万円 - 80万円 = -10万円
分析完了🙌
感想
EACを定期的に算出すればなんかやる気出そう
従業員が売上ベースの視点を持ちながら仕事ができれば組織はぐんぐん成長する気がする
自分たちのスキルが💰で数値化されるからわかりやすい
まぁでも、売上命でギスギスした環境は嫌なのであくまでポジティブにEVMを使いたいな
参考