はじめに
この記事では、Cloud9でphpを実行するための手順を示しています。(Cloud9にプロジェクトをまだ作成していない方はこちらの記事から作成してみてください)
パッケージの最新化
あらかじめインストールされているパッケージが存在していることがありますが、こちらは最新バージョンではない可能性があるので、最新バージョンにアップデートしておきましょう。最新バージョンにアップデートしておくことで、機能追加や性能向上だけでなく、脆弱性対応も含まれていることがあります。
$ sudo yum update -y
問題なく実行できていれば大丈夫です。
タイムゾーンの設定
タイムゾーンとは標準時が同じ地域ごとに区切った時間帯のことです。この時間帯は日本標準時にしていた方が都合が良いので、日本標準時に変更します。
$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
→問題なく実行できれば大丈夫
$ timedatectl
(省略)
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
(省略)
このような表示がされていれば変更できています。
php実行環境セットアップ
バージョンによって、同じ言語でも対応している書き方やモジュールの違いがあるので、バージョンをしっかり合わせる必要があります。
今回はphp8.0で開発をしたいので、php8.0をセットアップします。
$ php --version
→PHP8.0でない場合は、以下のコマンドを実行
# PHP8系Remiリポジトリの追加
$ sudo yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
# PHP8系Remiリポジトリの優先度設定
$ sudo vim /etc/yum.repos.d/remi-php80.repo
→「[remi-php80]」ブロックの最後に「priority=9」を追加する
# PHP8系パッケージのインストール
$ sudo yum install --enablerepo=remi-php80 php php-mbstring php-pdo_mysql php-pdo
→インストール確認項目が出てくる前に出力されるリストにおいて
Versionが8.0になっていることを確認して実行する。
$ php --version
→PHP8.0になっていれば大丈夫
以上でCloud9でphpを実行できるようになりました。