バックアップの種類について
初めに
何となくしか理解できていなかった分野。4回目はバックアップの種類についてです。
バックアップの種類
システム・イメージバックアップ
バックアップはシステムバックアップとイメージバックアップの2種類が存在しています。
システムバックアップ
システムバックアップは、「OSそのもの」を含んだシステム全体をイメージファイルとして保存し、バックアップを取得します。システムバックアップの中には、ネットワーク・ストレージ設定・データベースソフトウェア・各種修正パッチなど、システム稼働に必要な情報が丸ごと含まれています。極論を言えば、ハードウェア以外の全てがシステムバックアップに含まれるため、バックアップデータさえ無事ならばいつでも「バックアップ時点」まで、システムを復元できるわけです。
イメージバックアップともいいます。
データバックアップ
データバックアップでは、ファイル・フォルダ内に存在していた業務データや資料など、一般的に「データ」と呼ばれる情報のみをバックアップ対象とします。データバックアップはデータを必要な単位で保護できるため、「特定のデータだけ復元したい」などの要望には迅速に対応ができるところがメリットです。システム環境を丸ごと復元することはできませんが、手軽に行えるメリットがあります。
またこちらのサイトにわかりやすい比較表が乗っていました
https://www.activeimage-re.com/column_b/backup-column01.html
簡単にいうとシステムのほうが時間がかかるがOSなどのシステムのバックアップを取れる、データバックアップは手軽だがファイルのコピーしかできないといった感じでしょうか。
バックアップの取得方法の種類ついて
次はバックアップの取得方法の種類についてまとめます。
フルバックアップ
フルバックアップは名前の通りすべてフルでバックアップを取得します。その分、時間もコストもかかるります。そのまま復元するだけで取得時点と同じ状態になるのでシンプルですが、データ容量も膨大なので月1回などの頻度を抑えた形が一般的です。
増分バックアップ
増分バックアップは前回のバックアップ時からの増えた分のみを保存する方法です。保存データが増えにくいのが特徴です。ただ、前回のフルバックアップからすべての増分バックアップを重ねてリストアしていく必要があるので時間がかかります。
差分バックアップ
差分バックアップは前回フルバックアップ時からの増えた分を保存する方法です。復元する際はフルバックアップと直近の差分バックアップだけでリストアできますが、日を追うごとにバックアップデータが大きくなる傾向があります。
この3種類のバックアップの1回あたりのデータの大きさは
フルバックアップ > 差分バックアップ > 増分バックアップ
となります。
差分と増分は正直名前からでは導き出せないのでシンプルに暗記するしかないですね。。
まとめ
簡単いですが、バックアップの種類と取得方法の種類についてまとめました。次回はAWS上で扱われているバックアップの種類についてまとめたいと思います。