#はじめに
通常、AndroidでTestを実行するにはAndoird用のJVM(Dalvik、ART)で実行する必要があるため、実機またはEmulator上でTestを実行する必要があります。
したがって、JenkinsでAndroidのTestを実行するにはTest実行前に実機を接続しておくか、Emulatorを起動しておかなければなりません。
この記事では、JenkinsからAndroidのEmulatorを起動する方法を紹介します。
※Android SDKのインストールがすでに済んでいる事を前提とします
※robolectricを使って開発マシンのJVMでTestを実行する方法もあります
#Jenkins Pluginのインストール
Android Emulator Pluginを使用してJenkinsからEmulatorを起動します。
「Jenkinsの管理」-> 「プラグインの管理」からAndroid Emulator Pluginをインストールしておきます。
#ジョブの設定
まずはじめにAndroidのTestを起動するジョブを作成します。
Android Emulator Pluginのインストールが成功していれば、ジョブの設定画面のビルド環境のカテゴリに「Run an Android emulator during build」という項目ができているはずです。
この項目にチェックを入れて、下記画像のように起動するEmulatorの設定を入力していきます。
Andorid OS versionは起動したいAndroidのVersionを入力して下さい。(Android SDKで対応しているversionがインストールサれていないと失敗するので気をつけて下さい)
Emulator optionsの項目など入力し忘れると起動しない場合があるので間違えないように入力して下さい。
#ジョブの起動
以上の設定でビルドの処理が実行される前にJenkinsからEmulatorが起動するようになります。
Android Studioでプロジェクトを作成しているならconnectedCheckのタスクを実行すればTestが実行されはずです。