この記事の内容
venv でPython仮想環境を作成する方法と Jupyter Notebook の導入方法をまとめました。
- 仮想環境の作成・起動・停止
- Jupyter Notebook の導入
仮想環境の作成・起動・停止
- Pythonのバージョン確認
python --version
もしくは python -V
% python --version
Python 3.11.5
- 仮想環境の作成
現環境のバージョンで作成 →python -m venv 作成する仮想環境のパス
指定したバージョンで作成 →python3.xx -m venv 作成する仮想環境のパス
ディレクトリ「~/.venv」 の直下に「myenv」という名前の仮想環境(バージョン 3.12)を作成する場合
% python3.12 -m venv ~/.venv/myenv
- 仮想環境の起動(Mac・Linux)
source 仮想環境のパス/bin/activate
% source ~/.venv/myenv/bin/activate
- 仮想環境の起動(Windwos)
仮想環境のパス/Scripts/Activate.ps1
% ~/.venv/myenv/Scripts/Activate.ps1
- 仮想環境の停止(Mac・Linux・Windows)
deactivate
% (myenv) deactivate
Jupyter Notebook の導入
- pipのバージョン確認
pip --version
もしくはpip -V
% (myenv) pip 23.2.1
- pipのバージョンアップ
python -m pip install --upgrade pip
% (myenv) python -m pip install --upgrade pip
-
Jupyterのインストール
仮想環境起動中にpip install notebook==6.4.12
% (myenv) pip install notebook
Pythonのバージョンと互換性が無いと、Jupyter Notebook を起動してもPythonコードを実行できない場合があります。その場合は互換性のあるバージョンを指定してインストールします。
例:% (myenv) pip install notebook==6.4.12
- Jupyter Notebook の起動
仮想環境起動中にjupyter notebook
% (myenv) jupyter notebook
・Jupyter にカーネルを追加(カーネル名:myenv)
下記のを登録を行うと、別の仮想環境でJupyter Notebook を起動しても指定した仮想環境を使用できます
(myenv)% ipython kernel install --user --name=myenv
・仮想環境を削除後に不要になったカーネルを削除(カーネル名:myenv)
(myenv)% jupyter kernelspec uninstall myenv