0. 概要
オンラインのカンファレンス iOSDC JAPAN 2020 に参加しました。
あまりの完成度に驚き、とても感動しました。
オンラインでここまでの臨場感が出せるものなのかと。むしろ、オンラインならではの臨場感がありましたね。そしてオンラインを活かす数々の施策。
もはや、すべてのカンファレンスがこの形ならいいのに と思っちゃいましたね。
何が良かったのかを紹介したいと思います。
1. リモートの良さ
1-1. 現地に行く必要がない
家に居ながらにして細切れに参加できました。これ、すごいよかった。
何しろ子供ができてからというもの、休日なのに1日家を空けるなど言語道断で家族会議の遡上にもあげづらいものでしたが、時間空いたら参加するというスタンスが取れたので(そして実際は意外と時間取れる)、 とりあえずチケット購入しておく という選択が取れましたね。これリアルカンファレンスだったら、参加あきらめてましたね。
1-2. トラックのリアル移動が不要
座ったままポチポチでトラック移れる。席争奪のストレスもない。すごい快適でした。
1-3. 自分のPCで見れる
字が遠くて見えないこともない。PC電源に困ることもない。素晴らしかった。
2. 冊子の事前郵送
なんと ムック本のような100ページ越えの冊子 が届いたのです。
スケジュール表が判りやすい詳細とともに書かれており、これが見やすかった。紙なので〇付けたりも自由。
そして何より、けっこう面白い 技術記事 がふんだんに入っているというものでした。
装丁のデザインもかっこいい。
今までリアルなカンファレンスで事前にWebページに技術記事載せたとしてもあまり見なかったし、スポンサーの紹介もほぼ見なかったけど、これは読みましたね(流し読みではありますが)。読みやすかったです。
技術記事うまいですね。いつもはカンファレンス終わったらこの手のものは捨てますが、これは保存しておきたくなるレベルでしたね。
このレベルに仕上げるのは編集相当大変だったと思います。
3. 臨場感
オンラインとなれば、ふつうは多少損なわれるものですが、様々な施策が講じられており、リアルカンファレンス以上に臨場感を感じることができました。
主にニコニコ生放送(ドワンゴさん)のノウハウなのかなと思いますが、いくつか紹介します。
3-1. オープニングのライブトーク
タイトルをバックに突然、主催者の長谷川さんが横から出てきてしゃべりだすという驚きの演出でした。(しゃべりも面白かった。)
てっきり静止画のスライドが映っていると思っていたので(スライドを背景に特殊効果で重ねているのでしょうけど)、驚いたし、ニコニコ生放送のコメント弾幕もあって、その場にいる錯覚になりましたね。リアルのときって距離を感じるときもありましたけど、これはすごい身近に感じました。
3-2. ニコニコ生放送のコメント弾幕
これやっぱりすごいです。普段あまり使ってなかったのですが、ニコニコ、見直しました。ここまで臨場感というか一体感というかが演出できるなんて。
リアルカンファレンスよりずっと臨場感を感じることができましたね。
3-3. 登壇者の顔が映っている
トークは基本、録画を流していたのですが、登壇者の顔が電話会議にみたいに小さく映っているんですね(顔ごと録画されている)。これ意外といい感じでした。表情的なものが見えたりして。
コメント流れてても録画だから気づかないのですが、ついリアクションおくっちゃいますね。
なんどもリアルで拍手しちゃいましたよ。
3-4. トーク後に登壇者と話せる
トーク後に時間がとって合って、別室(Discordというシステムを使う)で質疑応答できるんですね。
これよかった。聞き入りすぎて、おもわず次のトークに遅刻することも何度かあったりして(^^;
4. オープニング/エンディングムービー/BGM
もはやできの良さは衝撃レベルでしたね。
画面の動きもかっこいいんだけど、声優にエヴァの シンジ君(緒方恵美さん) と ミサトさん(三石琴乃さん) の声の人を起用していて、世代的に胸熱でしたね。(T-T)
BGMもすごいよかった。なんか聞いたことないけど、聞いたことあるような。ずっと流れてても聞き飽きず、主張もしてこない。ホントのプロの仕事でしたね。作曲者は誰なんだろう。
5. まとめ
世の中のカンファレンス、この形ならいいのにと思いましたね。
これ裏で回している方々ほんとうにすごいと思います。
ほんとに感動しました。