はじめに
まず Crystalとはなんぞや!ですが、簡単に言えばrubyの構文を使ってC言語みたいな実行速度でプログラムが動くように設計されたプログラミング言語です。今回は、このcrystalの魅力を簡単にご紹介できればと思い記事にいたしました。
実行速度の確認
まず、crystalを入れていない方は公式サイトから環境に合わせてインストールしてください。
その後で、適当なところにcrystalフォルダを作成します。
続けて、crystalフォルダの中にtest.crを作成し、中身を以下のように編集してください。
puts "Hello World!"
見ていただくと分かるように、文字を表示するプログラムです。
これをrubyのように実行すると、実行速度は次の通りになります。
time crystal test.cr
→ Hello world!
→ crystal test.cr 0.85s user 0.27s system 134% cpu 0.833 total
今度は、test.crをコンパイル(一度にファイルの中身を全てパソコンが読み込める状態に変換すること)を行ってから実行すると、次の通りとなります。
crystal build test.cr --release
time ./test
→ Hello world!
→ ./test 0.00s user 0.00s system 2% cpu 0.263 total
比較すると、前者が0.85秒だったのに対して、後者は0.00秒と最低でも10倍以上速くなっていることが分かります。
ここまでのことはこちらのサイトにも記載されていますので、さらに知りたい方はこちらもご覧いただけたら良いかと思います。