Dockerコンテナの標準エラー出力に任意のメッセージを送信

概要

Dockerのlogging driver経由で出力されるログを監視している場合、監視設定を確認するために任意のメッセージを送りたいことがあります。
簡単にテストを実施するためにアプリケーション・ミドルウェアのコンテナに変わって任意のメッセージを送信する方法を紹介します。

Dockerのコンテナに限らず、Linuxのプロセスに関するTIPSです。

ユースケース

• GGP: GKEからStackdriver Loggingへ送信されるログをフィルターテストしたい
• AWS: AWSからCloudWatch Logsへ送信されるログをフィルターテストしたい

環境

• OS: Alpine v3.7
• Docker: v17

方法

# containerへログインする

# 対象のPIDを検索
container$ pid=$(pgrep -o xxx)

# 任意のメッセージをstderrに出力
# OSにより適宜fdへのパスは`/dev`などに読み変えてください
container$ echo '[error] テストだよ' >> /proc/${pid}/fd/2

# 任意のメッセージをstdoutに出力
# fdの番号を変えれば対応する出力先を選択できます
container$ echo '[info] テストだよ' >> /proc/${pid}/fd/1

あとはフィルター内容があっているか確認！！

感謝

深尾さん教えてくれてありがとう！