はじめに
こんにちは,watawatavoltageです.今回から,シリーズ企画を始めます.その名も「〇〇って何?」シリーズです.このシリーズは,主に制御工学を学ぶうえでで重要となるキーワードをできるだけわかりやすく説明します.また執筆時には,掲載されているキーワードに関する書籍やサイトを確認せずに,すべてアドリブで説明します.なので,説明に誤りがある可能性があるかもしれません.その際には,ご指摘お願いします.
シリーズ1-1では伝達関数について紹介したいと思います.
伝達関数とは?
ラプラス変換領域における入力と出力の比のことです.あるシステム$G(s)$において,システム$G(s)$への入力を$U(s)$,システムの出力を$Y(s)$とすると,
$$Y(s)=G(s)U(s)$$とかけ,
$$G(s)=\frac{Y(s)}{U(s)}$$
となります.
このときの$G(s)$が伝達関数です.伝達関数は$s$の有理関数で表されます.
例えば,$G_{1}(s)=\frac{1}{s +1}$とか$G_{2}(s)=\frac{s^2 + 4s + 5}{s^2 + 3s + 2}$みたいに表現されます.伝達関数表現はシステムのモデリングによく使われます.具体的に言えば,伝達関数の中身をみるだけで,システムの挙動が大体わかります.
おわりに
今回は,伝達関数について説明しました.すごくざっくりとした説明なので,興味を持たれた方は,ほかの資料や教科書とかで学ぶと良いでしょう.また,コメント欄でも感想,アドバイスなどお待ちしています.